枝毛・切れ毛は治らないって本当!?原因となる7つの習慣&枝毛を減らす方法

枝毛で髪がまとまりにくい
ドライヤーした後、洗面所に落ちた切れ毛の量がヤバい…
アホ毛が目立って、いつも外ハネしてる
そういった悩みの多くは、ダメージヘア・枝毛が原因で起こりやすくなります。
筆者も実はそんな悩みを持っていました。スタイリング後の洗面所が切れた毛だらけで、毎日掃除するのが憂鬱…。もし同じような悩みをもっている人は、ぜひこの記事を見て、憂鬱な毎日から抜け出しましょう!
枝毛と切れ毛の違い

まず、枝毛と切れ毛の違いについて知っておきましょう。
とはいっても、どちらも髪のダメージによって起こる現象で、状態の違いはあれど実は同じもの。
枝毛は髪が裂けた状態、切れ毛は髪が切れた状態となります。
この記事でご紹介する予防や対策は、基本的にどちらにも有効な方法となりますので、枝毛・切れ毛のどちらかのみ悩みがある人でもぜひ積極的に試してもらえたらと思います。
枝毛・切れ毛の状態とは?

続いて知っておきたいのが、枝毛や切れ毛が増えてしまう人の髪がどういった状態にあるのか。それを知るためには、髪の構造を理解しておく必要があります。
髪の構造は三層に分かれており、一番外側がキューティクル・その内側がコルテックス・芯の部分がメデュラと呼ばれています。このキューティクルとコルテックスが傷んでしまい、枝毛・切れ毛になってしまうわけです。
髪が傷むとはどういうこと?

キレイな髪は、水分をしっかりたくわえているため、艶やかでコシがあります。反対に傷んだ髪は、水分が失われてパサパサになっている状態です。
キューティクルの内側にあるコルテックスが、髪に水分をたくわえる役割を担っているのですが、キューティクルが剥がれたり・開いたり・失われたりすると、コルテックスから水分が流出して、ダメージを受けやすい状態になってしまうわけです。
それでは一度枝毛になってしまっても、しっかり保湿していれば治ったりするのでしょうか?
枝毛・切れ毛は治らない

残念ながら一度枝毛や切れ毛となってしまった毛は、今後治ることはありません。かといって枝毛を見つけたら裂いてしまうのもNGです。裂くことで毛がさらに細く・傷みやすくなってしまうため、枝毛を見つけてもグッと我慢して美容室でカットしてもらいましょう。
大事なポイントは、これ以上枝毛・切れ毛をつくらないように予防するということ。
予防策を知る前に、キューティクルが剥がれる原因を知っておきましょう。
キューティクルが剥がれる原因

キューティクルが剥がれさえしなければ、髪の水分は守られることになります。
しかしキューティクルは上図のように鱗のように重なっているため、熱を加えたり水にぬれると開いて、ちょっとした刺激でも剥がれやすくなってしまうわけです。
でも全く熱を与えない、濡らさないというのは現実的に不可能ですよね。
だからこそしっかりとした対策が必要となってきます。
枝毛・切れ毛対策と原因となる習慣
ただでさえ傷みやすいキューティクルをできるだけ傷まないようにする、枝毛・切れ毛を予防する方法をここではご紹介しておきたいと思います。
あわせて髪が傷みやすい習慣も記載しておりますので、思い当たるふしがある人は予防策をしっかりチェックしておきましょう。
枝毛・切れ毛対策①紫外線をカット

紫外線が原因で枝毛ができてしまうことがあります。これは髪に存在するアミノ酸が、紫外線によって分解されてしまい、キューティクルが剥がれてしまうため、結果枝毛などに繋がります。
長時間外にいるとき・アウトドア時など、帽子や日傘を使っていない人は要注意。春夏はもちろん、秋や冬もしっかり帽子をかぶるようにしましょう。
また、日焼け止め効果のあるヘアスプレー・ヘアオイルもおすすめです。海に入ったあとなどは、素早くしっかり髪を洗い、ドライヤーは冷風で乾かす・髪を保湿するといったことを入念に行うようにしましょう。
枝毛・切れ毛対策②ブラッシングのやり方を見直す

枝毛や切れ毛は摩擦・静電気といったものが原因でも起こります。その摩擦や静電気を抑えるために有効なのが、適切なブラシと、正しいブラッシング方法です。
適当なブラシで、強引なブラッシングをしている人は要注意ですよ。
ポイントは、
・髪が濡れた状態でブラッシングしない
・髪が絡んでいる場合は、ほどいてからブラッシングする
・ブラシはナイロン製より動物の毛でできたタイプがおすすめ
といったように、ブラシとやり方を見直してみるとよいですよ。
枝毛・切れ毛対策③髪はしっかり乾かして寝る

けっこうやってしまいがちな、髪を乾かさずに寝る人。当然NGです。
塗れた状態の髪は、キューティクルが剥がれやすい状態。濡れたままの髪で寝ると、枕やベッドの摩擦で簡単にキューティクルが剥がれてしまいます。
髪が長くて乾かすのがめんどう・お風呂から出たあとは暑くて長時間ドライヤー使いたくないなどなど、ありがちな悩みではありますが、以下のステップを意識して、手早く乾かしていきましょう。
①しっかりタオルドライ
②根本は強温風で乾かす
③中間・毛先は弱温風
④冷風で仕上げる
また、洗い流さないトリートメントタイプのヘアオイルを使うのもおすすめですよ。
枝毛・切れ毛対策④ドライヤー・アイロンは素早く・熱くさせすぎない

ドライヤーやアイロンの熱でも、キューティクルが剥がれやすくなったり、水分を蒸発させてしまいます。でも乾きにくいからどうしても長時間使ってしまう、という人も。
先ほどご紹介した、素早く乾かす方法を参考に、タオルドライをしっかりする・根本だけ強温風を使うといったやり方を意識してみましょう。
ヘアアイロンを使う場合は、しっかりと乾かしたうえで、温度設定を中程度にし、できるだけ時間をかけないようにしましょう。また、熱刺激を軽減してくれるヘアオイルやクリームなどもおすすめですよ。
枝毛・切れ毛対策⑤頻繁にパーマやカラーはしない

最近は髪にやさしいパーマやカラーを提案・行ってくれるサロンも増えてきましたが、やはり頻繁にやりすぎるのは考えもの。過剰にやりすぎるのは控えましょう。
できるだけ傷まないパーマやカラーをするために重要なポイントは、髪種類の見極め・最初のプレトリートメント・アフタートリートメントです。
なんだか大変そう、、、でも全くカラーしないのもなんだかなあ。という人もいると思います。
大変そうだと感じるとおり専門的な内容にもなってくるので、おすすめは信頼できるサロンで美容師さんにまるっと相談すること。髪のダメージをおさえつつ、適切なパーマやカラーを提案してくれますよ。
枝毛・切れ毛対策⑥洗浄力の強いシャンプーは使わない

洗浄力の高すぎるシャンプーを使っている人は、おもいもよらず髪に負担をかけている可能性があります。自分の使っているシャンプーを確認して、強すぎる成分を使っていないかをチェックしてみてください。
ポイントは、洗浄力よりも栄養力を重視することです。
おすすめはアミノ酸系のシャンプー。成分表に〇〇ベタインと表記されているタイプであればアミノ酸系です。
アミノ酸シャンプーは、頭皮のバリアを壊さず、しっとり洗い上げてくれますよ。
皮脂の多い若いうちは、洗浄力が弱いシャンプーは物足りないうえにしっかり洗浄できないこともありますが、30代以降で乾燥しがちな人であれば、やはりアミノ酸系シャンプーはおすすめです。
枝毛・切れ毛対策⑦規則正しい生活をおくろう

美容に必要な規則正しい生活は、もちろん美髪にも必要です。バランスの取れた食事・十分な睡眠・ストレスを溜めないといった生活がおくれていますか?
忙しいから無理!なんて人もいるとは思いますが、難しい場合はサプリメントを使うなどして、できるだけしっかりと栄養補給はしておきたいですね。
栄養補給におすすめのサプリメント10選
まとめ
いかがでしたでしょうか。
枝毛や切れ毛は、髪の栄養不足や乾燥によっておきます。本日ご紹介した、キューティクルを剥がさない生活習慣を参考に、当てはまるものがあればまずはひとつずつ見直していってみましょう。
そして少し枝毛が減ったかも?と思ったら、ぜひ継続しながら別の習慣にもチャレンジしてみてくださいね。
いきなり全部やろうとするのではなく、まずは少しずつ積み重ねていくことが大事ですよ。