美肌に繋がるスキンケア化粧品の成分とりまとめ!まずは種類を知ろう
本日は化粧品成分のお勉強シリーズです。本メディアではさまざまな化粧品や成分をご紹介しております。
化粧品の成分はそれぞれにきちんとしか役割があって配合されています。全成分に記載のあるたくさんの成分、長ったらしくて見る気にならない!と言わず、一度見てみてください。以外と面白いですよ。
この記事ではスキンケア化粧品に配合される成分について、どんな種類があるのかを分かりやすくご紹介しています。自分の肌に合う化粧品に出会えていない人は、成分を知って自分の肌に合う化粧品を選べる確立を高めていきましょう!
化粧品の成分種別
化粧品に配合される成分はざっくり大きく分けると以下の4つに分類されます。
①ベース成分
②機能成分
③感覚成分
④安定化成分
それでは1つずつ詳しく見ていきましょう。
①ベース成分
ベース成分とは、化粧品の基となる成分です。化粧品のほとんどを構成する成分で、この成分によって液体か固体か、はたまた水性・油性・クリームなどが決まってくるため、テクスチャーにも関係しています。
水やアルコール(エタノール)などの成分は水性、オリーブ果実油・ヤシ油・ホホバ種子油などは油性の成分です。
また、本来ならば混ざらない水と油を混ぜるための界面活性剤もベース成分となります。
②機能成分
機能成分は一般的に化粧品の効果としてうたわれる機能をもった成分です。たとえば美白・シミ予防・保湿・エイジングケア・シワケア・ニキビケア・バリア機能改善・紫外線防御などの美肌効果を有しています。
単独の機能をもった成分もあれば、多機能成分もあります。
③感覚成分
感覚成分とは、人の感覚に働きかける成分のことです。例えば香りをつける香料や、色をつける着色剤などがそれにあたります。
香料・着色料は原料自体のニオイや色をまぎわらすために配合されることもあります。また、それぞれに天然か合成かという違いもあり、一般的に合成香料や合成着色料は肌刺激をうむ場合があるため、敏感肌には不向きといった特徴も。天然だから絶対にアレルギーが起きないというわけではないですが、気を付けてみておきたいポイントです。
④安定化成分
安定化成分は、化粧品自体の品質や効果を安定化させるために配合される成分です。例えば抗菌・防腐成分や溶剤、pH調整剤などがそうです。
何もいれずに化粧品をつくってしまうと、腐りやすくなったり、酸化しやすくなるため、結果的に肌に刺激を与えてしまいます。そのため少量の防腐剤や酸化防止剤はどうしても必要になってしまうのが化粧品です。
できるだけ天然の防腐剤を使ったり、少量でも防腐効果の高い成分を使ったりといったアイテムがほとんどですが、まだまだ石油合成系やアレルギー作用の報告されている成分が入っているものもあるため、そういった成分だけでも知っておくと便利ですよ。
また、とろみを与えたり、金属イオンによる劣化を防ぐための成分なども安定化成分です。
いろいろな成分を見てみよう
続いてはよくきく成分はどの成分なのかを見ていきたいと思います!複数の機能をもった成分もある点に注目ですね。
1,3-ブチレングリコ ール
化粧品成分でよく見る保湿剤。さっぱりとした使い心地で、角層に浸透し内部の水分量を増加させることで保湿する成分です。その他にも防腐補助や溶剤としての機能も備えています。
フェノキシエタノール
化粧品には非常によく使われている防腐剤です。カビに対して優れた抗菌効果を有しています。パラベンより防腐効果は劣りますが、その分肌刺激も少ないため、敏感肌向けの化粧品にもよく使われています。
ホホバ種子油
ベース成分・機能成分・溶剤として配合されます。軽くさっぱりとした使い心地が特徴の油性成分です。安定性が高く皮膚によくなじむため、化粧品にもよく使われる成分です。また、肌の水分蒸発を抑える効果や肌をやわらかくする効果ももっています。
シア脂
油性のベース成分として配合されます。さまざまな成分と併用される混合原料としても使われます。その場合は感触を与えたり、防腐剤フリーのアイテムに入れられたりします。
アセチルヒアルロン酸Na
ヒアルロン酸特有のぬめりを無くした成分で、さっぱりした使い心地が特徴。肌の水分保持・角質柔軟化による保湿作用があります。
アロエベラ葉エキス
アロエから抽出されるエキスです。肌をやわらかくして、角層の水分量を増加させる保湿作用があります。また、メラニン生成抑制による色素沈着を抑えてくれるのも特徴。
加水分解エラスチン
人の真皮に存在する美容成分エラスチンは、肌の弾力性を保っている成分です。40歳を境にほどんどなくなると言われている成分で、化粧品に配合される場合は表皮の水分量を保ち、保湿する作用があります。そのほか、感触を良好にするためにも配合されます。
加水分解コラーゲン
コラーゲンを加水分解した成分です。通常のコラーゲンと比べて水へも溶けやすく、分子量も小さいため肌へ浸透しやすいのが特徴。表皮の水分保持・角層水分量増加による保湿作用を有しています。
加水分解ヒアルロン酸
ヒアルロン酸を水と反応させた成分で、分子の大きさが通常のヒアルロン酸より小さいため、浸透しやすいとされています。そのため角層の水分量を増加させて、保湿力を高める作用があります。
グリセリン
グリセリンは保湿目的で使われます。配合されるとしっとり感が強くなるのが特徴。また、成分の大きさが小さいため、角質層の奥までしっかり浸透するという特徴もあります。
水溶性プロテオグリカン
魚のサケの軟骨から抽出されたり、植物から抽出されたりする成分です。プロテオグリカンは私たちの体にも存在する成分で、ヒアルロン酸・コラーゲンと一緒に肌内部にいます。ヒアルロン酸産生促進作用のあるプロテオグリカンですが、化粧品に配合される成分としては保湿作用を有しています。
セラミド(NG・AP・AG・NP・EOPなど)
人の肌にも存在し、肌のバリア機能には必須の成分です。角質層に存在するセラミドは12種類あり、それぞれ保湿・バリア改善といった作用があります。以前はセラミド1・セラミド2などで表記されておりましたが、現在はセラミドNG・セラミドAPなどで表記されるようになりました。
※セラミドNG、セラミドAP、セラミドAG、セラミドNP、セラミドEOPなど
プラセンタエキス
年齢による肌の老化を様々な面からケアするプラセンタエキス。中でもサラブレッドプラセンタがおすすめです。肌のターンオーバーを活性化させてくすみや乾燥をケアしてくれますよ。
まとめ
化粧品成分を知って自分の肌に合ったスキンケアを見つけよう!
いかがでしたでしょうか。それぞれの成分の機能や効果を掛け合わせたのが化粧品です。一つひとつに意味があって配合されているため、自分の肌に合うコスメを見つけるために各成分のことを知っておくのはおすすめです。
ぜひこの記事をきっかけに、化粧品成分について興味を持っていただければうれしいです。