角栓の原因は？悪化させるNG行動や対処方法もあわせて知ろう！

白い詰まりや黒いブツブツなど、毛穴に詰まった角栓に悩まされることも多いですよね。毛穴が詰まっていると、肌のざらつきを感じることもあります。角栓は誰にでもあるモノですが、詰まって大きな角栓になると目立ってしまうのです。

角栓が気になるからといって、ゴシゴシ洗顔をしてしまっている人は要注意です。その行動が角栓をますます悪化させているかもしれません。こちらの記事では、角栓の正体や原因、対処法についてご紹介します。

角栓の正体と原因

顔にポツポツと目立つ厄介な角栓。その正体や原因について解説します。

角栓の正体

角栓は、古くなった角質と皮脂が毛穴の中で合わさって固まったモノです。
角栓のほとんどはタンパク質である角質で、7割を占めています。残りの3割は皮脂です。

角栓は脂のかたまりというイメージを持っている人も多いかもしれませんが、ほとんどが角質、つまりタンパク質なのです。

角栓や角質は、誰にでもあります。外からの雑菌などから肌を守り、水分の蒸発を防ぐ役割もあるため、肌に必要なモノです。

しかし、誤ったスキンケア方法を続けていたり、生活習慣が乱れたりすると、毛穴全体を塞いでしまうほどの大きな角栓になってしまいます。角栓の表面が空気に触れて酸化すると、黒いブツブツ毛穴になってしまうのです。

角栓の原因

角栓が大きくなる原因として、皮脂の過剰分泌が挙げられます。余分な皮脂があるとスムーズに排出されず、毛穴を広げてしまいます。

また、ターンオーバーが正常にできていないことも原因のひとつです。ターンオーバーが正常であれば、古い角質が自然にはがれ落ちて新しい角質に生まれ変わりますが、乱れた状態だと角質がきちんとはがれ落ちることができずに毛穴に詰まりやすくなります。

肌の乾燥や加齢、紫外線の影響、睡眠不足などによってターンオーバーは乱れがちになります。ターンオーバーの周期が短いと古い角質がどんどん生成され、排出しきれなくなってしまって毛穴に詰まるのです。

さらに、メイクがきちんと落とせていないことも毛穴づまりの原因になります。
メイクを落とさずに寝てしまうのはNGです。

角栓を悪化させるNG行動

角栓の目立たない美しい肌を目指すなら、以下に挙げるような行動は避けるのがおすすめです。生活習慣やスキンケア方法を見直してみましょう。

睡眠時間の不足

睡眠中は日中に受けた肌のダメージを修復する成長ホルモンが分泌されます。

成長ホルモンは肌のターンオーバーを促してくれる重要なモノです。睡眠不足が続くとホルモンバランスが乱れてしまいます。

また、睡眠不足になると交感神経が優位になって男性ホルモンが活性化し、皮脂の分泌を増加させてしまうため注意が必要です。

顔の洗いすぎ

角栓はゴシゴシと顔を洗ったからといって取り除けるモノではありません。

洗顔の際に強くこすったり、1日に何度も洗顔をしたりすると肌にダメージを与え、かえって毛穴を目立たせる原因になります。

また、顔を洗いすぎることで必要な保湿成分まで奪われ、皮脂の過剰分泌を招くおそれもあるため注意が必要です。

メイク落としを忘れる

仕事で疲れて帰った日などは、メイクも落とさずに寝てしまうこともあるでしょう。

ただ、メイクをしたまま寝てしまうのはNGです。角栓を大きくする原因になります。

また、メイクを落とさずに洗顔だけするのも控えましょう。メイクは洗顔料では落とせないため、メイクをした日はクレンジングも使って肌をきれいな状態にします。

角栓の対処方法

角栓の目立たない美肌を目指すなら、日頃のスキンケアを見直してみましょう。

オイルタイプのクレンジングを使う

クレンジングのなかでも洗浄力が高いのがオイルタイプです。酵素配合であれば、角質を分解するとともに肌をやわらかくする効果も期待できます。

クレンジングオイルはメイクとなじみやすく、メイク落としの時間を短縮させられるため、乾燥を防げるというメリットもあります。ただし乾燥肌の人は注意が必要です。

保湿性の高いクレンジングオイルやクリームタイプを使うなど、肌の様子をよくみながら選びましょう。

洗顔前のホットタオル

角栓の正体である角質や皮脂は複雑に混じっていて硬いため、まずはやわらかくすることがポイントです。そこでおすすめなのが、手軽に美容効果を高められるホットタオルです。

洗顔前にホットタオルで肌を温めて毛穴を開き、皮膚をゆるませ、角栓を取りやすい状態にします。ホットタオルで毛穴を開いた状態にすることで、洗顔後のスキンケアの浸透を促すという面もあります。

保湿をしっかりと行う

洗顔後は化粧水や美容液、乳液、クリームなどを使って充分に保湿をしましょう。肌を潤すと肌のバリア機能が高まり、正常なターンオーバーを促します。

肌がベタついていると乳液やクリームなどを避けたくなるかもしれませんが、つけないのは逆効果です。つける量を減らしたり、軽めの使い心地のモノを選んだりしてしっかりと保湿します。

まとめ

角質や皮脂が混ざりあってできる角栓ですが、目立ってしまうときれいな肌とはかけ離れてしまいますよね。皮脂の過剰分泌やターンオーバーの乱れ、メイクの残りなどが原因で、角栓は大きく目立ってしまいます。

角栓が気になるからといって顔を洗いすぎるのはNGです。かえって角栓を目立たせてしまうことにもなりかねません。

睡眠時間の確保や生活習慣の改善、洗顔や保湿といったスキンケアの見直しをして、角栓の目立たないきれいな肌を目指しましょう。