鼻の角栓をピンセットで取るのはよくない?正しい角栓のケアを解説!

スキンケア

鼻の周りのポツポツ毛穴、ついついピンセットを使って角栓を除去していませんか。
ピンセットでの角栓除去は、残念ながらおすすめできるケアではありません。

大切な肌を守るためにも、負担のかかるケアは改善していく必要があります。
まずは、角栓がつまる原因や肌の仕組みを理解することから始めましょう。

ターンオーバーを理解することは、肌ケアにおいて必要不可欠です。正しい方法で、肌にダメージを与えないよう、日々ケアしていきましょう。

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角栓が詰まってしまう原因

角栓の詰まりは、古くなった角質と皮脂が原因です。

皮脂は、肌に膜を張ることで、紫外線や細菌侵入などから肌を守る大切な働きをしています。しかし、皮脂の分泌が過剰になると、毛穴からうまく排出されにくくなってしまいます。

そこに剥がれた角質の破片や産毛が混ざり合い、塊となってつまったモノが角栓です。

角栓は空気に触れると、活性酸素の影響を受け酸化します。その結果、ポツポツと黒く見えるようになるのです。

鼻の角栓をピンセットで取るとよくない?

鼻のポツポツと見える角栓は、誰でも気になりやすいポイントです。そのため、自己処理用の角質除去専用ピンセットなども販売されています。

しかし、小鼻の周りの皮膚はとても敏感です。ピンセットを使うと逆に毛穴を傷つけ肌にダメージを与えてしまうため、控えた方がよいといえるでしょう。

引っ張る力が毛穴に刺激を与え、角栓がより大きくなる悪循環に陥る可能性があります。ピンセットを使った除去方法は、肌への負担が大きいことを覚えておきましょう。

炎症やニキビ、色素沈着を起こし、シミやシワにもつながるので注意が必要です。

ターンオーバーとは?

ターンオーバーとは、肌が細胞から生まれ変わる仕組みのことです。

肌は「表皮」「真皮」「皮下組織」の3層によって成り立っています。

その一番外側にある表皮の中の最も深い層(基底層)で生まれた細胞が、成長しながら表面の層(角質層)まで押し上げられ自然に剥がれ落ちていく新陳代謝をターンオーバーと呼ぶのです。

ターンオーバーは一定の周期で繰り返されます。周期は年代によっても変わり、年代が上がる方が周期は長くなります。細胞が生まれ変わるターンオーバーが正しく機能しないと、角栓や乾燥、シワ・たるみなどの原因に。

古い角質が表面にとどまることでくすみの原因にもなるため、ターンオーバーは肌が健康であるためにも大切な機能なのです。

角栓の手入れNG集

間違ったケアは、肌にダメージを与えます。日頃の自分のケアも、一度見直してみましょう。

角栓を引っ張る

角栓は本来、ターンオーバーによって自然と消滅することが理想です。
ピンセットを使って無理に引っ張ってしまうと、肌にダメージを与え、炎症や過剰な皮脂分泌を引き起こします。

そして、角質が不完全な状態ではがれ落ち蓄積し、さらに硬い角栓を作り出すという悪循環となるのです。毛穴のつまりを悪化させるため、おすすめのケアとはいえません。

保湿を怠る

保湿を怠ると、肌が乾燥しターンオーバーの機能に乱れが生じます。

乾燥によって角質がスムーズに排出されず、毛穴のつまりの原因になってしまいます。肌には適度な水分を与え続けることが重要です。

冬の時期に限らず、保湿ケアは意識して行いましょう。化粧水などで水分を補給し、乳液・クリームなどの油分で保護する基本的なケアを、しっかり行うことが大切です。

洗顔のしすぎ

過剰な洗顔は、汚れを落とすだけでなく、必要な潤いまで落とし乾燥を招きます。

肌のべたつきが気になったとしても、1日に何度も洗顔することは、かえって逆効果になってしまうので、注意が必要です。

正しい角栓の手入れ方法

日頃、間違ったケアをしてしまっていたら正しい方法へと改善してみましょう。肌へのダメージを極力少なくすること、ケアしていく中で気をつけたいポイントです。

食生活や生活リズムを整える

角栓が改善しない人は、食生活を整えることを意識してみましょう。

肌によいビタミンや食物繊維豊富な食材、発酵食品を積極的に摂取して腸内環境を整えると、肌にとってもよい効果が得られます。

また生活リズムを整えることは、正常なターンオーバーを維持する上でも重要です。十分な睡眠も心がけましょう。

蒸しタオルでのクレンジング

蒸しタオルを使い、メイクを落としやすくしてからクレンジングを行うと、力を入れなくても汚れが落ちやすくなります。

蒸しタオルを顔に3分程のせたあと、やさしくクレンジングしましょう。肌が柔らかくなって毛穴が開いた状態でクレンジングを行うと、角栓の汚れも落ちやすいと感じるはず。

蒸しタオルを作るとき・使用するときは、やけどしないよう十分注意してください。

ピーリングをする

ピーリングは角栓ケアに効果的ですが、肌への負担をかけ過ぎないよう注意も必要です。

ジェルや石鹸などの優しくピーリングできる方法を選ぶとよいでしょう。ピーリングの後は、肌が薄くなるため水分を保つ力が低下します。

たっぷりと水分を補給して、保湿は通常よりもしっかり行ってください。

まとめ

肌のケアはしっかりしているつもりでも、なぜか気づけばポツポツと見える毛穴は、「何とかしたい!」と切実に思いますよね。

肌の仕組みを知って、ケアの方法や食生活なども見直してみましょう。角栓を除去するケアだけでなく、ターンオーバーを理解することも非常に大切です。

ターンオーバーを正常に機能させ、黒ずみのない、自慢のすべすべ肌を手にいれましょう。

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この記事を書いたライター
サビーナウェルネスマガジン 編集部

サビーナ自然化粧品 美容部員によるメディア「美肌コラム」の編集部です。スキンケアやヘルスケアなど、肌に良い事、美肌、エイジングケアに関する事について様々な観点から記事を書き発信しています。