スキンケアで油分が不足すると?正しい乾燥肌の改善方法とは

スキンケア

スキンケアに油分のあるものを取り入れていますか?

肌の油分は年齢と共に減少していくため、30歳前後からは適度に油分を含んだスキンケアを取り入れると、水分とのバランスが保たれた肌作りができます。

この記事では、スキンケアで油分が不足するとどうなるのか、油分不足の人のためのスキンケア方法、内側から油分を取り入れる食事法などを詳しく解説します。

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スキンケアで油分が不足すると?

油分が不足すると、肌トラブルが発生しやすくなります。

べたつきを恐れて油分を含む乳液やクリーム、オイルなどを避けていると、肌に必要な油分が減ってしまいます。

肌には水分と油分がバランスよく存在することが大切です。油分が不足すると乾燥やくすみ、ごわごわ感の原因となる場合があります。油分がどうしても苦手という人はせめて乳液だけでも取り入れ、水分とのバランスをよく保つようにしましょう。

乳液は、肌の乾燥やごわつきの改善に役立ちます。クリームより油分が少なく、肌になじみやすいので、油分が苦手な方でも使いやすいでしょう。

肌に乾燥が見られない場合には、乳液とクリームどちらか一方でも大丈夫です。
クリームを使いたいタイミングは、乳液だけではハリ感が足りないと感じたときです。

クリームを使うと、ハリとツヤがより感じられるようになるでしょう。
また、クリームは水分をチャージ・キープする力も乳液に勝っています。

クリームは重めのテクスチャで、こっくりとした感触のものに油分が多く含まれています。べたつきが気になる場合は、目元や口元など乾燥しやすい部分からケアを始めるのもおすすめです。

油分は年々減少していく

肌の油分は年齢と共に減少していくので、今まで油分を含むスキンケアを避けてきた方も30歳を目安にスキンケアを見直すことをおすすめします

「油分を含むスキンケアはべたつきが気になる。自分には合わない」と、思っていても、肌は変化しているかもしれません。

スキンケアを念入りに行っているのにあまり肌の状態が良くなかったり、同じスキンケアを使用しているにも関わらず肌のごわつきや肌荒れが気になったりする場合は、今一度スキンケアの見直しをしてみましょう。

油分不足の人のスキンケア方法

繰り返しになりますが、年齢を重ねるとともに、肌は乾燥しやすくなります。

肌が乾燥しやすくなるのは、30代後半から40代にかけて卵巣から分泌されるエストロゲンの量が減少するためです。

エストロゲンには、コラーゲンやヒアルロン酸を生成して肌にハリや潤いを与える役割があります。そのエストロゲンが減少してしまうと、肌はどんどん乾燥しやすくなっていきます。さらに肌の水分を貯める役割のある皮脂膜も年齢と共に作られにくくなり、これも乾燥しやすい肌を助長します。

しかし、年齢を理由に潤いのある肌を諦める必要はありません。
スキンケア方法を工夫すれば、乾燥肌は効果的にケアできます。具体的には、まず洗顔料の見直しをしましょう。

一般的な洗顔料は界面活性剤を含んでいます。しかし界面活性剤を含む洗顔料は洗浄力が強いぶん、肌の潤いも洗い落としてしまうのが難点です。

洗顔料を選ぶ際には、界面活性剤やパラペンなどが含まれていない無添加のものを選ぶと良いでしょう。

洗顔後は乾燥が進みやすいため、素早い保湿を徹底してください。セラミド入りのスキンケア製品は保湿力が高く、冬場でも乾燥からお肌を守ってくれるのでおすすめです。

油分不足を体内から改善!食事のポイント

乾燥肌は、栄養バランスの良い食事をとることで体内からも改善できます

肌にはおよそ1ヶ月で細胞が生まれ変わる、「ターンオーバー」というサイクルがあります。ターンオーバーは外側からのスキンケアだけではなく、食事による内側からのケアでも変化していきます。

日ごろの食事の栄養バランスを見直すことが、健やかな肌を作ることにもつながるのです。

乾燥肌を改善するために取り入れたい栄養素は、次の通りです。

・タンパク質
・ビタミンA(ベータカロテン)
・ビタミンB2、6、12
・ビタミンC
・ビタミンE
・亜鉛
・必須脂肪酸

タンパク質は、肌の細胞の原料になる大切な栄養素です。ターンオーバーを活発にするだけではなく、コラーゲンも含まれているのでハリと弾力のある肌に導きます。

ビタミンAは、肌や粘膜に潤いを与えたり、ターンオーバーのサイクルを整えてくれます。ビタミンB2・6・12も肌のターンオーバーを整え、肌荒れを防ぐ働きをします。

ビタミンCはコラーゲンを生成し、体内の活性酸性を除去して肌をダメージから守ります。ビタミンEは肌の血行の流れを良くして肌のバリア機能を高めてくれます。

亜鉛は肌のターンオーバーを維持するのに欠かせない栄養素です。必須脂肪酸は肌の表面を保護する皮脂の原料となるので、年齢と共により必要になってくる栄養素です。

このように肌を健やかにきれいに保つには、多くの栄養素が必要になります。日々の食事で補えているでしょうか。今一度、確認してみましょう。これらの栄養素はバランスよく摂取する必要があります。偏っていては意味がありません。

食事をする上で、栄養素をバランスよく摂取するということ以外にも乾燥肌を予防するには以下の点を心がけましょう。

・さまざまな食材からタンパク質を摂取する
・野菜を多く摂取する
・ファストフードを避ける

特にファストフードは糖質と脂質が多く、ビタミンやタンパク質が少ないので栄養素の偏りが発生してしまいます。手軽に利用できるファストフードですが、頻繁利用は控えましょう。

まとめ

ここまでスキンケアで油分が不足するとどうなるのか、油分不足の人のためのスキンケア方法、内側から油分を取り入れる食事法などを詳しく解説してきました。

加齢とともに肌は乾燥しやすくなってしまいます。乾燥対策に特化した、添加物の含まれていないスキンケアを選ぶことが大切です。

また、食事も栄養バランスを整えることで乾燥肌の予防につながります。内外からしっかりケアをして、いつまでも健やかで潤いある肌を保ちましょう。

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この記事を書いたライター
サビーナウェルネスマガジン 編集部

サビーナ自然化粧品 美容部員によるメディア「美肌コラム」の編集部です。スキンケアやヘルスケアなど、肌に良い事、美肌、エイジングケアに関する事について様々な観点から記事を書き発信しています。