唇のかさつき&乾燥ケアに!原因と悩み別おすすめリップケア方法
リップクリームをちょっとでも塗ってないと、いっきに唇カッサカサになってしまいませんか?
かさかさの唇だとなんだか印象も悪いし、不健康そうですよね。一般的に30代までは皮むけで、40代以降は血色悪化という唇悩みですが、どちらも主な原因は乾燥からきています。
ただでさえリップクリームが手放せまない毎日ですが、もっと潤いリップを持続させる方法ってないのでしょうか?
この記事では、そんなぷるぷるリップや血色のよい唇を叶える方法をご紹介します。ぜひ最後までご覧ください。
唇が乾燥しやすい理由
唇は皮膚に比べて乾燥しやすくデリケートなパーツです。まずは唇がなぜ乾燥しやすいのかを知っておきましょう。
角層が薄い・皮脂腺や汗腺がない
唇の皮膚はほかの部分と比べてとても薄く、潤いを保持する成分であるセラミドも少ないうえに、汗が出ないため皮脂膜が形成されることもありません。
結果、唇は外気の影響を受けやすく、簡単に乾燥してしまいます。
メラノサイト細胞が少ない
まったくないわけではありませんが、唇はメラノサイト細胞が少ないのも特徴です。紫外線の影響を受けやいため、紫外線による乾燥も起こりやすいと言えます。
ターンオーバー周期が短い
通常肌は約6週間というサイクルでターンオーバーを繰り返し、新しい肌へと生まれ変わります。一方、唇のターンオーバーは約3~4日とサイクルがとても速いため、乾燥しやすく荒れやすいパーツです。
唇が皮剥けしてしまっても、意外に早く治ってしまうのもこのためです。荒れやすいけど治るのも早いというわけですね。
顔の中でもよく動かすパーツ
しゃべったり笑ったり食べ物を食べたりと、唇は顔の中でもかなり忙しい部類のパーツです。そのため摩擦や刺激を受けやすく、リップクリームをつけてもすぐに取れてしまいます。
リップをちゃんと塗っているのに何故!と思うかたはこれが原因かもしれませんね。かといって頻繁に塗ってしまうのも摩擦や刺激となりすぎるためNG。保湿力の高いアイテムを使うようにしましょう。
唇が乾燥する要因
乾燥しやすい唇ですが、具体的な乾燥要因も知っておきましょう。これは内的なものと外的なものに分かれます。できるだけこういった要因を避けたり整えたりすることで、乾燥から遠ざけることもできるかもしれませんね。
内的要因
内蔵不調
胃腸の不調などがあるとき、唇は乾燥しやすくなります。また、内臓の温度が下がって動きが悪くなると、唇の色が紫色に変色してしまいます。
体調不良
風邪をひいたとき・体調が悪いときはビタミンCなどの栄養素が消費されてしまい、唇が乾燥することがあります。ガサガサになったり、血流が悪くなって唇の色が悪くなったりします。
ストレス
ストレスによって体全体の血流が悪くなることがあります。また、緊張状態により唇をなめてしまう人がいますが、こちらも乾燥させる原因となるため、よくありませんので注意しましょう。
ホルモンバランス
生理や妊娠・更年期などのホルモンバランスの変化によって、唇が乾燥しやすくなります。妊娠中によく唇がガサガサになっていた思い出がありませんか?
外的要因
マスク
コロナ禍になってマスク生活が増えたことも大きな要因ですね。毎日のようにマスクをつけていると、マスク内部は潤っているように思いますが、マスクが擦れて摩擦や刺激となる場合が多いです。
また、マスクを外したときに急激に乾燥するため、唇は水分を一気に失ってしまいます。
外部環境
秋・冬などの乾燥時期はとくに唇も乾燥しやすい季節です。加湿器を使うなどしてできるだけ顔まわりの湿度を保つようにしたいですね。
また、夏でもエアコンの使用で乾燥することがあるため気を付けましょう。
紫外線
紫外線の影響も大きく、日焼けすると唇の水分が蒸発するため、乾燥を引き起こしてしまいます。また、日焼けはくすみの原因にもなるため、40代以降の唇の血色が悪くなってしまう要因でもあります。
唇が乾燥したときに現れる症状
唇が乾燥すると、どのような症状が起きてしまうのでしょうか。代表的なものを知っておきましょう。
ガサガサリップ
乾燥によって唇がガサガサになっている状態です。皮がむけやすいため、むやみに触らないようにしましょう。
皮むけリップ
ガサガサリップから皮がむけてしまった状態です。
ひび割れリップ
唇がひび割れている状態です。出血や痛みを伴う場合もあります。
ただれリップ
唇がただれ・かさぶた・炎症を起こしている状態です。唾液や舐めたりするだけでも刺激になって痛みを伴う場合があります。
唇を乾燥させやすいNG習慣
なめる
唇をなめると唾液とともに唇の水分も蒸発してしまうため、さらに乾燥させてしまいます。また、唾液自体が刺激となってしまうため、なめる行為は絶対しないようにしましょう。
かむ
唇をかむ行為もNGです。また、唇を巻き込むようにして閉じるクセがある人もいますが、こちらも何も塗っていない状態の唇ではやらないようにしましょう。
こする(さわる)
手で触ったりこすったりも摩擦や刺激になるためNGです。
皮をむく
ガサガサで今にもむけそうな状態でも、絶対に皮はむかないようにしましょう。唇はターンオーバー周期が短いため、比較的早めに治ります。気になる場合は薬用のリップクリームなどを使用するようにしてください。
正しいスキンケアができていない
口紅を落としきれていないといった、スキンケアが正しくできていない人も要注意です。
偏った食生活
必要な栄養素が摂取できていない、偏った食生活の人も要注意。唇まで栄養が行き届かず、カサカサ唇になってしまいがちです。ダイエット中の人も極端な食事制限を設けるのはやめるのがベター。心配な人はサプリメントなどでビタミンを補給するようにしましょう。
症状別リップケア方法
症状や悩みに応じて選ぶべきリップケアアイテムや、ケア方法をご紹介します。選ぶさいの参考にしてみてくださいね。
ベーシックリップケア
リップクリームを正しく塗る
まずはベーシックな乾燥ケアにリップクリームを使ってケア。意外と正しいリップケア方法を知らない人が多いため、注意しましょう。
正しいリップクリームの塗り方とは「縦に塗る」こと。
リップクリームは唇のシワに沿って縦に塗りましょう。塗れていない箇所ができないように、ムラなく塗っていくのが正解です。
リップラップパックもおすすめ
リップバームを塗ってラップを貼るだけのお手軽ラップパックもおすすめです。夜の集中ケアとしてスキンケアに取り入れてみてくださいね。
乾燥が気になる人のリップケア
リップバームがおすすめ
とくに乾燥ケア重視でリップケアしたい人には、バームタイプがおすすめです。バームタイプのアイテムは油分が多いため保湿力が高いのが特徴。また、指で塗布するため、体温でとろけて角質層へ浸透しやすくなるのもメリットです。
ただししっとりしすぎて塗ったあとが苦手という人もいるため、気になる場合はスティックタイプやチューブタイプでも保湿力が高い商品を探してみるといいかもしれませんね。
バリア機能に優れたワセリンも
角層まで浸透せずに、外部刺激から守るバリアの役割を担うのがワセリンです。外部の乾燥や内部からの水分蒸発を防いでくれますよ。また、お子さんの乾燥を防ぎたい場合は、ベビーワセリンなどもあるためチェックしてみてください。
唇荒れ・皮むけ・ひびわれが気になる人のリップケア
薬用アイテムがおすすめ
ひび割れや皮がむけやすい人は、日頃から薬用アイテムでひび割れ予防をしておきましょう。ただし実際に皮むけや裂けてしまったとき・荒れがひどいときは医薬品で治療をするようにしましょう。なかなか治らない場合は皮膚科へ相談を!
シミ・ほくろが気になる人のリップケア
UVカット機能付きアイテムがおすすめ
シミやほくろの予防をしたい人は、UVカット機能付きのタイプがおすすめです。日常使いするためにSPF値やPA値がそこまで高くなくてもOK。
通常はSPF20~30・PA+++程度で、敏感肌の人はSPF20・PA++程度を目安に選んでみましょう。
血色が悪い人のリップケア
色付きのリップクリームがおすすめ
唇の色をよくしたい人は、色付きリップクリームがおすすめです。ルージュより手軽に使える色付きリップクリーム。血色が気になる人は、保湿・乾燥ケアとあわせて色味もよくしておきたいですね。保湿力が高いもの・UVカット機能がついたものなど色々ありますので、好みや悩みに応じて選ぶようにしましょう。
まとめ
繊細な唇のケアということで、いろいろ書いてしまいましたが、健康的な唇は魅力的な女性の象徴でもあるため、ぜひしっかりケアしてキレイな唇を保ちたいですね。
次回はリップケアにおすすめのアイテムをご紹介しますので、お楽しみに!
今日の記事が少しでも皆様の参考になればうれしいです。