乾燥肌にありがちなかゆみの原因は?対処法もあわせて紹介!

スキンケア

肌が乾燥しがちな人は肌のかゆみで悩んでいるケースもよくあります。かゆみと乾燥肌は関わりが深く、その原因は肌のバリア機能の低下が関係しているのです。

美肌カウンセラー

肌がかゆいと、勉強や仕事などにも集中できませんよね。ついつい爪などでかきたくなりますが、かくことでさらにかゆみを引き起こしてしまいますよ。

かゆみを根本的に改善するなら、日頃のスキンケアや生活習慣の見直しをすることが必要です。今回ご紹介する対処法を参考に、かゆみのない肌を目指しましょう。

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かゆみについて知ろう

かゆみはわたしたちの体に備わった防衛反応のひとつで、必要な皮膚の感覚です。異物や異常を知らせて、肌を守る働きがあります。まずはかゆみについて知っておきましょう。

かゆみの原因

基本的に肌のかゆみは角層のバリア機能の低下が原因です。バリア機能は刺激から肌を守り、体内のうるおいを閉じ込めてくれるモノ。

紫外線や汗、衣類などのこすれ、肌に合わない化粧品、洗剤など、日常生活のなかで肌はさまざまな刺激を受けています。バリア機能が正常に機能していれば刺激から守ってくれますが、バリア機能が低下すると肌が乾燥し、外部からの刺激にも敏感になってしまい、かゆみを感じやすくなるのです。

かいてはいけない理由は?

かゆみを感じると、つい爪などで強くかいてしまうこともありますよね。
ただ、かくことはかゆみの悪循環を引き起こすと同時に肌を傷つけてしまいます。

かけばかくほどかゆみは増します。かくことも刺激となって肌が傷つき、角層のバリア機能を低下させます。ちょっとした刺激にも敏感になり、さらにかゆくなってしまうという悪循環に陥るのです。

美肌カウンセラー

肌をかきすぎると赤みや湿疹、化膿などの皮膚トラブルを引き起こすこともあるので気をつけましょう。

角層のバリア機能が低下する要因

冷暖房による乾燥や紫外線といった外部からの刺激、睡眠不足や栄養の偏った食事などの日常生活の習慣によってもバリア機能は低下してしまいます。また、ストレスや睡眠不足などで肌のターンオーバーが乱れると、角層のバリア機能を保つことが難しくなります。

角層のバリア機能が低下すると肌がうるおいを失った状態、つまりドライスキン(乾燥肌)の状態になってしまいます。ドライスキンになると肌荒れやかゆみを引き起こしてしまうため、スキンケアによる対処が必要です。

乾燥肌とは?

かゆみは乾燥肌と関係していることも多いため、肌の水分や油分が不足した状態である乾燥肌についても解説していきたいと思います。

乾燥肌になる原因

肌のうるおいをキープしているのは、角層のバリア機能です。

このバリア機能が低下すると、肌が乾燥した状態になってしまいます。乾燥肌もかゆみも、どちらもバリア機能の低下が関係しているのです。

外部からの刺激や生活習慣の乱れ、間違ったスキンケアなどによってバリア機能は低下し、乾燥してしまいます。また、年齢を重ねると皮脂の分泌量が減少するため、皮膚が乾燥しがちになります。

乾燥肌を防ぐには?

乾燥肌を防ぐ方法としては、まず紫外線や空気の乾燥といった外部からの刺激を避けることがポイントです。日焼け止めクリームや日傘、帽子などを活用して年間を通して紫外線対策をしましょう。

冷暖房による乾燥が気になるなら、加湿器を使うのもひとつです。

また、日常生活を見直すことも大切です。入浴時に顔や体をゴシゴシと洗ったり、熱すぎるお湯を使ったりしていませんか?さらに睡眠不足はターンオーバーの乱れを引き起こします。充分な睡眠時間を確保しましょう。

そして誤ったスキンケアは乾燥肌を引き起こす原因になります。肌を清潔に保ち、保湿剤などでうるおいをチャージして肌の水分や油分をキープしましょう。

乾燥肌によるかゆみの3つの対処法

乾燥肌によるかゆみを改善するために、スキンケアや生活習慣の見直しを行いましょう。

美肌カウンセラー

ちょっとした部分を意識するだけで乾燥肌は防げます。生活の中に無理なくとりいれていきたいですね。

しっかり保湿する

乾燥肌は十分な保湿をすることが基本です。化粧水や美容液、乳液、クリームなどを使って水分と油分を与え、肌を乾燥から守るケアを行いましょう。また、保湿成分が多く含まれたスキンケアコスメを選ぶようにするのもポイントです。購入する前に成分表を確認するクセをつけたいですね。

スキンケアで保湿する際は、肌に刺激を与えないようやさしく肌に触れることも重要。摩擦を生じさせず、肌内部に押し込むようにつけます。

洗顔しすぎない

保湿の前にする洗顔の際にも注意が必要です。皮脂を取りすぎると乾燥肌をさらに悪化させてしまうおそれがあります。

洗顔に時間をかけすぎないように注意し、たっぷりの泡を使ってやさしく洗いましょう。すすぎの際に熱いお湯を使うのもNGです。ぬるま湯を使って汚れや洗顔料をきちんと洗い流します。

また、乾燥が気になる場合はぬるま湯だけでの洗顔も試してみるとよいでしょう。

生活の環境を整える

食生活や睡眠習慣といった毎日の生活環境を整えましょう。特定の物だけを食べる、もしくは特定のモノだけをカットするといった食生活は避け、いろいろな食べ物をバランスよく食べるのが基本です。

睡眠不足はストレスになり、ターンオーバーの乱れを引き起こしてしまいます。適切な睡眠時間は個人差がありますが、成人であれば6~7時間前後の睡眠時間を目安にしましょう。

まとめ

乾燥肌とかゆみは密接な関係にあるといえます。どちらも角層のバリア機能の低下が関わっています。

かゆみがあるからといってかいてしまうのは禁物。かゆみの悪循環になり、肌を傷つけてしまいます。

食生活や睡眠習慣、入浴習慣といった日常生活を見直して、肌のバリア機能を高めましょう。誤ったスキンケアも肌を乾燥させてしまう原因になります。皮脂を取りすぎないように注意し、化粧水や乳液などを使って保湿をしっかりと行い、紫外線対策は万全にしましょう。

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この記事を書いたライター
サビーナウェルネスマガジン 編集部

サビーナ自然化粧品 美容部員によるメディア「美肌コラム」の編集部です。スキンケアやヘルスケアなど、肌に良い事、美肌、エイジングケアに関する事について様々な観点から記事を書き発信しています。