インティメイトケアに大注目!やりすぎ日本人女性に必要なデリケートゾーンの洗い方とは?
海外では当たり前のエチケットとして知られるインティメイトケアをご存じですか?
デリケートゾーンの悩みは、女性の実に8割がもっていると言われています。
膣とつながる部分は常に清潔に保つ必要がありますが、専用のソープで洗う必要があるというのは、あまり知られてはいないかもしれませんね。
この記事では、海外では当然の習慣でもある「インティメイトケア」について、ご紹介していきたいと思います。
A子さん
すごく匂っているようで気になります。クリニックへ受診しましたが、正常だと言われました。
B美さん
デリケートゾーンの黒ずみをなくしたいです。
美肌カウンセラー
YUI
知らずしらずに起こりがちなデリケートゾーン悩み。この記事では、ニオイや乾燥によるくすみが気になる人も注目の、インティメイトケアについてお伝えしていきたいと思います。
インティメイトケアとは?
インティメイトケアは単なる洗浄ではありません。
本来、女性には膣内の細菌増殖を防ぐ機能が備わっています。
この働きを膣の自浄作用と呼びますが、さまざまな要因で膣のpH値が上昇すると、自浄作用は弱まってしまいます。
弱くなると細菌が繁殖しやすくなってしまい、デリケートゾーンのトラブルに繋がることも。
また、過剰な洗浄やただしい洗浄料を使っていないことが、ニオイやくすみが発生してしまう原因にも。
それを防ぐために必要なのが、インティメイトケアです。
やってしまいがちなNGインティメイトケア方法
デリケートゾーンはその名の通りデリケート。ちょっとした刺激にも敏感。
まずは意外にやってしまいがちなケアを知って、これまでのやり方を見直していきましょう。
ゴシゴシ洗いで刺激MAX
デリケートゾーンの皮膚は実は体の中でもかなり薄い部類に入ります。
手足が14層・まぶたが7層・デリケートゾーンは6層。
手足の約2分の1以下の薄さとなると、体と一緒に、同じような洗い方をしていては、刺激が強すぎるというのもうなずけますよね。
タオルでゴシゴシと洗っている人は、洗顔同様やさしく手をつかって洗い上げるようにしましょう。
適切な洗浄料が使えていない
ほかと比べて薄めの皮膚をもったデリケートゾーン。当然同じボディソープだとNGです。
ボディソープで洗顔までする人はあまりいないかと思いますが、それと一緒で洗浄力の強すぎるソープやフォームは使わないようにしましょう。
刺激によって肌が荒れてしまったり、乾燥を引き起こして過剰な皮脂分泌の原因になります。デリケートゾーンのニオイが気になる人の多くは、洗いすぎが原因かもしれませんね。
適切なpH値の洗浄料が使えていない
pH値とは酸性・アルカリ性の強弱を表す値です。0に近いほど酸性で、14に近いほどアルカリ性。その中間は中性となります。
人の肌は通常4.5~6の弱酸性。しかし膣内は3.5~4.5の酸性です。
そのため、アルカリ性のボディソープなどを使って洗浄してしまうと、pH値が合わずに敏感になったり、炎症によってかゆみ・乾燥・くすみの原因にもなってしまいます。
美肌カウンセラー
YUI
私たちの膣内は、pH値を酸性に保つことで、病原細菌の増殖を防ぐという役割を担っています。しかし閉経により女性ホルモンの量が低下すると、膣内のpH値が上昇してしまい、細菌が繁殖しやすい環境となってしまいます。
pH値はそれくらい重要なんですね。
インティメイトケアにおいて重要なのがフローラ
ここまでご紹介したことを踏まえると、次のような疑問がうかんできます。
A子さん
じゃあ肌にやさしい弱酸性のボディソープで、やさしく洗えばいいんでしょうか?
答えはNO。
インティメイトケアで重要なポイントは膣内フローラにあります。
腸内フローラという言葉は聞いたことがありますよね。腸内にいるたくさんの菌のバランスのことで、さまざまな機能を担って腸内環境をよいものにしています。
これと同様で、実は膣内にもフローラが存在します。
ニオイや乾燥によるくすみがない、清潔なデリケートゾーンは、このフローラのバランスが整っていることで保たれています。
もしこのバランスが崩れてしまうと、肌の乾燥がすすんでくすんでしまったり、ニオイが発生してしまうわけです。
まとめるとインティメイトケアは以下すべてに配慮して、デリケートゾーンをケアすることがポイントとなります。
インティメイトケアのポイント
・やさしい洗浄
・潤い+保湿
・専用洗浄成分+pH値への配慮
・膣内フローラバランス
具体的インティメイトケア方法
それでは最後に具体的なインティメイトケア方法をステップ別にご紹介しておきたいと思います。簡単ですぐにでもできるのでぜひ参考にしてみてくださいね。
インティメイトケアSTEP①選定
まずは洗浄に使用するアイテムを選定していきましょう。
ポイントはやさしい洗浄力+やさしい成分+pH値は弱酸性の3つです。
アルカリ性のタイプは使わないようにして、弱酸性に近いタイプを選びましょう。また、洗浄力の強い合成界面活性剤などが入っていないタイプを選んでみてください。
肌フローラにアプローチするサポート成分が配合されたタイプや、石油系成分・アルコール(エタノール)・パラベン・鉱物油・合成着色料や香料といった、肌に刺激となる成分が入っていない無添加処方タイプだとなおよしですよ。
フローラサポート成分とは?
・ホスホリスオリゴ糖Ca(バイオエコリア)
・α-グルカンオリゴサッカリド
・ダーモソフトデカラクトリキッド
・ジヒドロキシプロピルアルギニンHCl
など
インティメイトケアSTEP②洗浄
それでは実際に洗っていきましょう。用意したボディソープをしっかり泡立てて洗浄します。
ポイントはボディタオルなどは使わずに、指でやさしく洗い上げること。
できれば泡タイプのソープが理想ですが、そうでない場合は摩擦で刺激を生んでしまうため、しっかり泡立てて摩擦をできるだけ減らしてから使うようにしましょう。また、余計な刺激になりがちな、ボディタオルは絶対NGです。
インティメイトケアSTEP③保護
洗ったあとはしっかりと保湿ケアも意識していきましょう。乾燥によるかゆみやくすみを防いでくれますよ。
デリケートゾーン専用のインティメイトクリームを使うことで、濡れた状態でも使用でき、べたつきを抑えてしっとり心地よい質感が得られるのでおすすめです。
A子さん
pH値がくずれて膣内フローラの活動が低下していたのかもしれません。今回具体的な対策方法が知れてよかったです!さっそく試してみたいと思います。
B美さん
洗いすぎ乾燥による黒ずみの可能性があるとは知りませんでした。これからはやさしい洗浄を心がけていこうと思います。
美肌カウンセラー
YUI
自己判断だけで決めつけることはできませんが、可能性の一つとして知っておくのは大事ですよね。ぜひやさしい洗浄と膣内フローラのバランスによるインティメイトケアを試してみてくださいね。
まとめ
インティメイトケアでデリケートゾーンが気になる生活からおさらば!
日本人女性はキレイ好きな人が多い傾向がありますが、その分デリケートゾーンも洗いすぎて、しらずしらずトラブルを抱えている人が多いようです。
また、なかなか人に相談のしにくい箇所でもあるため、一人で悩みを抱えている人もいますよね。
今日の記事をきっかけに、ぜひ正しいインティメイトケアを行って、デリケートゾーン悩みから解放されましょう^^