ガサガサ唇はもう卒業!リップケアの効果がアップする簡単ポイントとは
乾燥の季節…
お肌だけでなく、唇も乾燥しますよね。
ちょっと油断すると、ガサガサになってしまったり、皮むけしてしまったりする方も多いのではないでしょうか。
そんなとき、どのようなケアをしていますか?
とりあえずリップクリームを塗る?
それともリップパックやスクラブでケアしてみる?
どれもガサガサ唇をケアするには大切です。
しかしただ塗るだけ、ただパックするだけでは効果が半減してしまうかもしれません。
今回は、ガサガサ唇を卒業したいあなたのために、ちょっとした工夫でリップケアの効果がアップする簡単なポイントをご紹介していきます。
特別なアイテムがなくてもできるケアばかりですので、是非最後まで読んでみてくださいね。
そもそもなんで唇は乾燥するの?
唇って少し油断すると一気に乾燥してガサガサになったり皮がむけてきたりしますよね。
どうしてそんなに乾燥しやすいのかは、唇の構造に理由があります。
唇は、他の部分のお肌と同じく、表皮と真皮から構成されています。
唇の表皮には皮脂腺や汗腺がほとんどないので、水分の蒸発を防ぐ役割を果たしている皮脂膜ができず、水分保持機能が低いのです。
また、角層がとても薄いので、バリア機能が低く外からの刺激を受けやすいのです。
他の部分の皮膚に比べると刺激をダイレクトに受けやすく、水分を保持する力も少ないため乾燥を引き起こし、ガサガサになってしまうのです。
乾燥唇になってしまうNG 習慣
唇はもともと乾燥しやすいのですが、さらに唇の状態を悪化させてしまうNGな習慣があります。
唇をなめる
一つ目は唇をなめることです。
唇の乾燥を感じたとき、なめてしまうことはありませんか?
無意識になめてしまっているという方も多いかもしれません。
唾液にはたんぱく質を分解する作用があります。
唇の表面もたんぱく質なので、乾燥で敏感になった唇には刺激となり乾燥や唇荒れを悪化させてしまう原因となります。
唇の乾燥を感じても、絶対になめないように気をつけましょう。
無理やり皮をむく
そして二つ目は無理やり皮をむくこと。
ガサガサ唇になってしまったとき、剥けてきた皮を引っ張ったりして無理やりむいてしまっていませんか?
ガサガサになってめくれてしまった唇は無理やりむいてもきれいにはなりません。
めくれてきた皮がどうしても気になる場合は、先が細くカーブのついた眉用のはさみなどでめくれた部分だけを丁寧にカットしましょう。
ゴシゴシ拭く
食後やメイクを落とすときなどに、唇をゴシゴシこすっていませんか?
特にカサカサしたペーパーやウェットティッシュなどで拭くと、繊維や成分が刺激となり唇を乾燥させてしまったり、唇荒れをおこしてしまったりします。
唇を拭くときは、柔らかい繊維のものでこすらず抑えるようにふき取るようにしましょう。
今日からできる唇の正しいケア方法
乾燥でガサガサになってしまった唇はどうしたらぷるぷる唇にすることができるでしょうか。
実は、誰もが知っているようなメジャーなリップケアも少しの工夫を取り入れることで、効率がぐんと上がります。
その方法を4つご紹介していきます。
リップメイクをしっかり落とす
まず一つ目はリップメイクの落とし方です。
リップメイクを落とすとき、顔全体のクレンジングのついでに落としていませんか?
口紅などのリップアイテムはカラーを発色させるための色素が含まれています。
その色素は唇の細かいシワに入り込んでしまっていることが多いのです。
顔全体のクレンジングついでにさっとクレンジングするだけではその細かい色素までは落とすことができず、色素沈着や唇の乾燥、荒れの原因となってしまうことがあります。
そこで、リップメイクは専用のポイントメイクリムーバーを使ってしっかり落としましょう。
リムーバーを含ませたコットンを四つ折りにして使用します。
まずは唇全体のリップメイクを落とします。
唇を上下左右4つのパーツに分け、口角から中心に向かってやさしく滑らせます。
コットンの使う面を変えながら4パーツとも優しく落としていきます。
次に細かい部分を落とします。
コットンを裏返して四つ折りにして、折り目側の角を使います。
上唇は上から下、下唇は下から上に向かって、唇の縦ジワまでしっかり落とすイメージで端から端まで繰り返し優しくふき取ります。
この時、口を横方向に開いて唇の縦ジワを伸ばすようにしてふき取るとより効果的です。
唇はとてもデリケートなパーツですので、やさしく丁寧に扱ってくださいね。
リップクリームの塗り方を工夫する
次にリップクリームの塗り方です。
リップクリームを塗るとき、横にさっと滑らせて終わらせてしまっていませんか?
リップクリームも唇にしっかりと塗り込むことで乾燥を防いで潤いを与える効果アップが期待できます。
まずは、全体に塗っていきます。
この時、唇を上下左右4パーツに分けて、口角から中央に向かって塗っていきます。
オーバーリップ気味に、唇の少し外側まで塗るのもおすすめです。
そして全体にリップクリームを塗れたら、上唇は上から下、下唇は下から上に縦方向に動かして縦ジワの間にもしっかり塗り込みます。
最後に、唇全体にぐるぐると円を描くように塗り込んで完成です。
普段使っているリップクリームも塗り方ひとつでぷるぷる唇を手に入れることができますよ。
ラップパックで潤いを閉じ込める
唇のラップパックを試したことはありますか?
自宅でも簡単にできて即効性もあるので人気のリップケア方法です。
そんなラップパックも一工夫加えると、保湿力アップが期待できます。
①まずは、唇に何もついていない清潔な状態にします。
②濡らして絞ったハンドタオルをラップに包んでレンジで30~40秒程温めてホットタオルを作ります。
③タオルを開いて熱すぎない温度に冷ましたら唇にのせて温めて蒸します。
蒸気と温熱の作用で唇の血行を促進します。
④唇にリップクリームをたっぷり塗って10㎝くらいにカットしたラップを張りつけます。
⑤空気を抜くようにラップの上から唇をなぞってしっかり密閉して3~5分パックします。
⑥パックが終わったらラップをはがして、余分なリップクリームをティッシュオフ。
これで完了です!
口の周りの血流アップマッサージ
ぷるぷる唇を保つには血流がとても大切です。
そのために、唇のケアだけでなく口の周りのマッサージもおすすめです。
お風呂上りなどスキンケアの際に、保湿クリームで滑りを良くしてマッサージしてみてください。
マッサージ方法は指の腹を使って、あごの先から口角を持ち上げるように頬まで引き上げるマッサージを5~10回繰り返します。
そして、鼻の下に両手の人差し指、中指、薬指を置いてゆっくりと3秒程プッシュします。
3~5回繰り返してみてください。
口周りのマッサージを毎日のスキンケアに取り入れることで、血流アップだけでなく、口角の引き上げや唇のくすみ改善にもつながります。
まとめ
いかがでしたか?
ササっと簡単に済ませてしまいがちのリップケアもちょっとした一工夫を取り入れることでぐんと効果がアップします。
ぷるぷる唇を目指してぜひ試してみてくださいね。