アルコール消毒で爪が割れる!?乾燥する爪、ネイルの正しい保湿方法
手の乾燥、気になりませんか?
最近、家でも外出先でも手洗いやアルコールでの手指消毒をすることが多いですよね。
お仕事中はもちろん、お買い物のときもお店の入り口やレジの近くなど本当に至る所にアルコールが設置されているので、「1日10回以上手指消毒している」という方も多いと思います。
そんな手洗いや手指消毒を繰り返すことによって、手だけでなく実は爪も乾燥しています。
そしてその乾燥は、結果として爪を割ってしまう事にもなりかねないんです!
そこで、爪が乾燥する理由や乾燥によって起きる問題、乾燥に負けない正しい爪の保湿方法をご紹介していきたいと思います。
手洗いや手指消毒で手や爪が乾燥する理由とケア
アルコール消毒は感染予防の観点ではとても有効ですし、今の時代欠かせないものとなっています。
しかしアルコールは渇くときにお肌に必要な皮脂も一緒に乾かしてしまうので、繰り返しアルコール消毒をすることでお肌のうるおいを保っている皮脂が奪われ、バリア機能を低下させてしまいます。
その結果、お肌はうるおいを保つことができなくなるので乾燥し、ひどいときには手湿疹などの肌荒れを引き起こしてしまうことも。
でもだからといって、手洗いや手指消毒を一切しないということはできませんよね。
これからの時代は手洗いや手指消毒が原因の乾燥とうまく付き合って、ケアしていくしかないのです。
手や爪の乾燥のケアといえば、皆さんハンドクリームが思い浮かぶのではないでしょうか。ハンドクリームは最も手軽な手の保湿ケアですよね。手の乾燥にハンドクリームを塗ることはとても有効なのでおすすめです。
しかし、手の皮膚と爪は性質が異なるので、爪をしっかりケアするためにはハンドクリームではなく爪専用のケアをするのがおすすめなのです。
皮膚と爪の違いとは?
皮膚は表面から順に、表皮、真皮、皮下組織で構成されています。
乾燥を感じるときの皮膚は、表皮の一番外側にある角質層に異常が起きている状態です。
角質層は肌の水分を保ち蒸発を防いで、アレルゲンなどの侵入や外部刺激から肌を守っています。
肌の潤いを守っているバリア機能が正常に働いている状態であれば、角質層が外的刺激から肌を守り、肌内部の水分・脂質が逃げるのを防ぐので、潤いのある肌を保つことができます。
しかし、手洗いや手指消毒を繰り返すことによってバリア機能が低下すると、水分が逃げて乾燥を引き起こしてしまうのです。
一方、爪はとても複雑な構造なのですが、実は皮膚の表面と同じ角質(ケラチン)でできています。
そして爪は指先を守るためにあるので硬く、皮膚のようにターンオーバーすることはありません。
ですので、伸びてきたら定期的に切る必要があります。
爪の乾燥サインは?
皮膚は乾燥や肌荒れが起きるととてもわかりやすいのですが、爪の乾燥は皮膚に比べるとわかりにくいですよね。
そこで、ここからは爪が乾燥しているときに起こるサインをご紹介していきます。
ツヤがなくなる
健康な状態の爪はつやつやとした自然な輝きがあります。しかし爪が乾燥すると、表面のツヤがなくなってしまいます。
爪のツヤがなくなったと感じたら爪の乾燥のサインです。
早めに保湿ケアすることで他の症状を防ぐこともできますので、爪のツヤは要チェックですよ!
ささくれができる
爪の根本にささくれは指だけでなく爪の乾燥のサインでもあります。
さかむけという場合もありますよね。
石鹸やアルコールなどで指先の水分や油分が失われると起こります。
ささくれを見つけたら、ついついひっぱってしまったり洋服などに引っ掛けたりする前に、爪切りなどで根本からカットしておきましょう。
二枚爪になる
爪は三層構造になっています。
爪が乾燥すると、一番上の層が剥がれてきてしまい二枚爪の状態になってしまいます。
二枚爪もささくれと同様引っ掛かりやすく、引っかかると悪化してしまうことがありますので、剥がれてしまった部分の根本でカットして、引っかからないようにやすりなどで表面を滑らかにしておきましょう。
爪が硬くなる
爪が硬いと、丈夫で健康なイメージを持ちませんか?
実はそれは間違いなのです。
爪が乾燥すると爪の水分が奪われて角質が弾力を失って爪自体が硬くなってしまうのです。
弾力がなく硬い状態の爪は衝撃を受けて割れたときに根本から大きく割れてしまう可能性があるので注意が必要です。割れないように短く切っておくのがおすすめです。
爪が割れる、欠ける
爪が乾燥することによって爪が健康な状態を保てなくなりしなやかさを失うと、ちょっとした衝撃でも割れたりかけたりしてしまうことがあります。
割れ方によっては爪先だけでなく根本まで亀裂が入ってしまう場合もあり、痛みを伴う場合もあるので注意が必要です。
爪の正しい保湿方法とは
爪の乾燥のサインを5つご紹介しました。
普段から爪の正しい保湿ケアをすることでご紹介したようなトラブルを防ぐことができますよ。
ハンドクリームを爪のケアに使うのも、もちろん有効です。
ハンドクリームを塗るときは、手のひらや指だけでなく、爪の表面や生え際にも1本1本しっかり塗り込むようにしましょう。
しかし、ハンドクリームは手の皮膚を保湿するためのものなので、爪に対しては保湿力が足りない場合も。
そこでおすすめなのが、ネイルオイルです。
キューティクルオイルとも呼ばれるものなのですが、爪の保湿ケア専用の商品なのでしっかりケアできます。
ネイルポリッシュと同じように瓶入りで、刷毛で塗るタイプが主流ですが、チューブやスティックに直接刷毛がついていて手軽に使え、ポーチに入れて置けるものもあります。
ネイルオイルは爪の生え際の甘皮部分に刷毛で塗った後、親指などを使ってしっかり塗り込んで爪の表面にも伸ばすようにして使うのがおすすめ。
爪の付け根は新たな爪を生み出す部分なので、そこをしっかりと保湿しておくことで健康な爪を保つことができるのです。
今後も、手洗いや手指消毒が欠かせない日々が続きます。
それに加えて乾燥の季節が来ると、さらに手や爪の保湿ケアは欠かせませんよね。
いつものハンドクリームでの保湿に加えて、ネイルオイルを使った爪の保湿ケアをすることで、うるおいとツヤを保った健康で美しい手と爪をキープすることができます。
手は年齢が表れやすいパーツとも言われています。
美しい手先をキープすることで若々しい印象を与えることができ、気分も上がります。 放っておくとあっという間に乾燥してしまう手や爪をしっかりケアして美しい手先を目指してみてはいかがでしょうか。