スキンケアの費用相場は?選び方と安く抑える方法も
市場にはたくさんのスキンケア用品が販売されていますよね。価格帯はバラバラで、どれくらいの金額のものを選べばよいか悩むことも多いのではないでしょうか。
スキンケア用品は毎日使うため、月間や年間でみると大きな出費になっていることも多いものです。なるべくなら費用を抑えたいですよね。スキンケア用品を選ぶ際には価格にとらわれすぎず、自分に合ったものを選ぶのが基本です。
自分に合ったものを選ぶために、そしてスキンケア用品にかける費用を抑えるために知っておきたいことをいくつかご紹介します。
スキンケアに使う費用相場は?
女性がスキンケアに使う費用は、平均するとどれくらいなのでしょうか。基礎化粧品に使う平均費用について、年代別やアイテム別にみていきましょう。
基礎化粧品に使う費用の相場
基礎化粧品に使う1か月あたりの費用は、女性全体で3,877円が平均です。
年代別にみると、20代が4,085円、30代が3,945円、40代が3,826円、50代が3,678円、60代が4,105円です。60代が最も高く、50代が最も低い平均費用となっています。
数値からみると、年齢が上がるにつれて基礎化粧品に使うお金が上がるというわけではないことがわかります。
働いている女性の場合、年を重ねるとともに給料が上がって自由につかえるお金が増えることもありますが、同時に結婚や出産などで自分にかけられるお金が減る場合もあるのです。
アイテム別にみる費用の相場
基礎化粧品には、クレンジング・洗顔料・化粧水・美容液・乳液・クリームなどさまざまなアイテムがありますよね。どのアイテムにお金をかけている傾向があるのかについてみていきます。
基礎化粧品1個あたりの購入費用の平均が最も高いのは美容液で5,531円、その次に乳液・クリームで3,369円というデータがあります。美容液はどの年代でみても最も購入にかかる平均費用が高く なっています。
美容効果に特化しているものが多い美容液は、スキンケアに取り入れている人も多いのではないでしょうか。価格が高いからといって必ずしも美容成分がたっぷり入っているとは限りませんが、希少価値のある成分が入っていたり、成分の濃度が高めだったりすると価格が高くなる傾向があります。
自分に合ったスキンケア用品の選び方
先ほど基礎化粧品の購入費用の平均をご紹介しましたが、あくまで平均のデータです。スキンケア用品は価格とのバランスを考慮しつつ、基本的には自分に合ったものを選ぶことが大切です。自分に合ったものを選ぶために知っておきたいことをご紹介します。
自分の肌タイプに合ったものを選ぶ
油分や水分量の違いから、肌のタイプには大きく分けて普通肌・脂性肌・乾燥肌・敏感肌・混合肌があります。
脂性肌は、油分が多いため皮脂の分泌をコントロールしてくれるようなアイテムや、油分は少ないけれど保湿力はあるといったアイテムを選ぶとよいでしょう。乾燥肌は保湿力を重視し、敏感肌は刺激を軽減するような肌にやさしい成分でつくられたアイテムがおすすめです。
顔の中でベタつく部分と乾燥する部分がある混合肌は、皮脂をコントロールしつつも乾燥をケアしてくれるアイテムを選びましょう。
肌悩みに合わせて選ぶ
肌悩みには、乾燥・シミ・シワ・たるみ・毛穴の開き・毛穴の黒ずみ・ニキビなどがあります。複数の肌悩みを同時に抱えている場合もありますよね。肌悩みを改善してくれるような成分が入っているかに注目してみるのもおすすめです。
たとえばビタミンC誘導体は、皮脂の抑制や美白、ニキビやシワへの効果が期待できます。プラセンタエキスはターンオーバーを促進したり、メラニンや色素沈着を抑制したり、抗酸化作用があったりとさまざまな効果があるとされています。
このほかにも美容効果の高い成分はたくさんあります。スキンケア用品を選ぶ際は、自分の肌悩みを改善してくれるような成分が入っていないか、チェックしてみましょう。
価格にとらわれすぎない
スキンケア用品を選ぶ際、価格を気にするという方も多いのではないでしょうか。スキンケア用品の価格の決め方はメーカーによって違いがあり、原材料や開発費などさまざまな費用が含まれています。したがって安ければ効果がない、反対に高ければ効果があるという単純なものではないのです。
価格もひとつの目安にはなりますが、スキンケア用品は自分の肌に合ったものを選ぶことが大切です。
スキンケア代を安くしたいなら!生活に注目しよう
スキンケアにかける費用を抑えたいなら、日々の生活習慣を見直して体の内側からきれいな肌をつくれるようにすると同時に、スキンケアの見直しを行いましょう。
睡眠時間や睡眠の質を改善する
きれいな肌づくりに欠かせないターンオーバーは睡眠中に活発になりますが、寝不足が続くとターンオーバーのサイクルが乱れてしまいます。寝不足は過剰な皮脂分泌の原因にもなるため、自分に合った睡眠時間を確保することが大切です。
また、睡眠の質を高めるのもポイント。なるべく同じ時間に寝て起きる習慣をつけて、睡眠リズムをつくります。寝る前のスマホの操作や飲食を止めたり、寝る前から寝室を暗くしたりして、睡眠の質をよくするよう心がけましょう。
食事に気を使う
肉・魚・卵・乳製品などから摂取できるタンパク質は、肌をつくるのに必要なため積極的に摂りたい栄養素です。
緑黄色野菜や果物に多く含まれているビタミンは、肌のコンディションを整えたり新陳代謝を促進させたりする効果が期待できます。抗酸化作用のあるビタミンA・ビタミンC・ビタミンEは意識的に摂取するのがおすすめです。
ミネラルも積極的に摂りたい栄養素のひとつです。魚介類や肉類、海藻類などに含まれています。さまざまな栄養素が含まれている大豆製品や、腸内環境を整える発酵食品も、毎日の食事に取り入れましょう。
スキンケアを見直す
毎日のスキンケア方法やスキンケア用品の見直しも、スキンケア代を抑えるために必要なことです。
まず、もったいないからといって化粧水や乳液などを少量しかつけないのは避けましょう。美容成分が肌に充分浸透しないのにくわえて、つける際に摩擦が生じて肌を傷めてしまいます。
年齢とともに肌は乾燥しがちなため、とくに40代以上のスキンケアにおいては化粧水や乳液などをたっぷり使用することをおすすめします。商品に記載されている推奨使用量は最低限つけましょう。
適切な量を使用しないことで充分な効果が得られず、また次のスキンケア用品を探す、もっと高価なスキンケア用品を試すということを繰り返していると、結果としてスキンケア代がかかってしまいます。まずは適量を使い、正しいスキンケア方法を続けてみましょう。
スキンケア用品を見直す際には、添加物フリーや自然派化粧品、成分にこだわったスキンケア用品がおすすめです。肌への刺激が少なく、美容成分が多く含まれていたり、肌が持つ力を引き出してくれたりといったメリットがあります。
まとめ
女性が基礎化粧品に使う平均費用は、1か月あたり約4,000円です。アイテム別では、美容液に費やすお金が多い傾向にあります。
スキンケア用品は高ければよい、安ければ効果がないという単純なものではありません。価格にとらわれず、自分の肌に合ったものを選ぶことが大切です。
スキンケア代を抑えたいなら、睡眠や食生活などの生活習慣を整えて体の内側からきれいな肌をつくれるようにしつつ、日々のスキンケア方法や使用するアイテムの見直しをしましょう。