ニキビが痛む時は触っちゃダメ!正しいケアを紹介

スキンケア

炎症を起こしたニキビは、触らなくてもズキズキと痛むことがあります。
そんなとき、ついつい指で触る、膿を出そうとするなどの行動をとってしまう人は非常に多いでしょう。

しかし、ニキビをキレイに直したいならできるだけ触らないことが大切です。
後々までトラブルを引きずらないよう、正しいケアを覚えましょう。

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痛みのあるニキビってどんな状態?

同じニキビでも、痛みを感じないニキビと、痛みを感じるニキビがあります。
その違いはどこにあるのでしょうか。

正しくケアするためにも、まずはきちんと違いを理解しましょう。

ニキビができる原因

ニキビができる原因の多くは、過剰な皮脂の分泌です。

思春期のニキビは、思春期に増加するホルモンが皮脂の分泌を高める性質をもっているため、その影響が大きいと考えられます。そのほかにも、脂性肌や糖分・油分の多い食生活、ストレスなども皮脂の分泌を過剰にする傾向があり、ニキビができる原因となります。

また、細胞は一定の周期で生まれ変わるターンオーバーを繰り返しています。このターンオーバーが乱れると、毛穴の出口の角層がはがれず、厚くなって、毛穴を塞いでしまいます。

毛穴がつまると正常に古い角質や皮脂を排出できず、ニキビができる原因のひとつとなります。

ニキビが痛むときは炎症が進んでいる

古い角質や皮脂が毛穴に詰まり、皮膚が小さく隆起した状態がニキビです。

ニキビが痛むのは、ニキビの原因菌であるアクネ菌が繁殖して、炎症を起こしているためと考えられます。

アクネ菌は、毛穴の中に溜まった皮脂や老廃物を栄養として繁殖します。赤く腫れる、触ると痛みがある場合は、炎症が進んでいる状態といえるでしょう。

さらに炎症が進んでしまうと化膿することもあるため、注意が必要です。

痛みのあるニキビがある時のNG行動

ここで、少しでも早くニキビを治すために、気をつけたい行動を確認しておきましょう。
知らず知らずのうちにニキビを悪化させる行動をしているかもしれません。

ニキビは触らない・潰さない

患部を刺激すると炎症が悪化することもあるので、基本的には触らないようにしましょう。
ニキビに雑菌が入り、化膿してしまう場合があります。

ニキビをつぶすことは、菌を周囲に散らすことと同じです。炎症が慢性化していると、周辺の皮膚組織にもダメージを与えてしまい、さらに連なったニキビとなってしまう恐れもあります。

痛痒いような感覚があり、気になってついつい触りたくなるかもしれませんが、ニキビ跡が残ってしまうこともあるので、触らない・潰さないように注意しましょう。

メイク用品やスキンケア用品をニキビにつけない

ほとんどのメイク用品やスキンケア用品は油分を含んでいます。
油分はアクネ菌の栄養となるため、ニキビがさらに悪化させてしまいます。

またアクネ菌は空気が少ない場ところを好む傾向にあるため、メイクなどで毛穴を長時間塞いでしまうと、アクネ菌が繁殖しやすい環境を作ってしまいます。

ニキビができると、コンシーラーやファンデーションで隠したくなりますが、ニキビそのものにはできるだけメイク用品やスキンケア用品をつけないことをおすすめします。

しかし、どうしてもメイクが必要な場合は、クリームタイプではなくパウダータイプにするなど、油分を抑えたメイク用品を選ぶようにして、なるべく早くメイクを落とすよう心がけましょう。

正しいニキビケアとは

ニキビを改善するためには、正しいケアを行うことが大切です。
正しいケアを継続し、ニキビで悩まない健康的な肌を目指しましょう。

肌に油分を残すようにする

ニキビをケアするためには、メイクを丁寧に落とし、肌を清潔に保つことがとても大切です。しかし、ニキビが気になるからといって日に何度も洗顔を行うのは、効果的とはいえません

洗顔をし過ぎてしまうと、必要な皮脂まで落としてしまい乾燥を招きます。

そのため皮脂腺から余分な皮脂がさらに分泌されることになり、ニキビの悪化を引き起こす可能性も考えられます。

洗顔には敏感肌用のやさしい洗顔料を使い、肌に適度な油分を残すことが重要です。

ニキビに効果のある市販薬を試す

ニキビの症状を軽減する市販薬には、抗菌・殺菌作用のある成分が含まれています。

また、成分のひとつである硫黄には、抗菌作用のほかにも毛穴につまった角質を溶かして柔らかくする効果もあります。ニキビ治療用の市販薬はさまざまな種類があるため、洗顔などのケアとともに試してみてはいかがでしょうか。

薬局で症状を相談してみるのもいいでしょう。日頃のケアに加えて使用することで、ニキビ改善にも期待が持てます。

皮膚科を受診する

痛みを感じるニキビは、アクネ菌が繁殖して炎症を起こしている状態です。
自分でいろいろなケアを試すよりも、できるだけ早い段階で皮膚科を受診することをおすすすめします。

炎症を起こしているニキビは、ケアを間違うとさらに悪化してニキビ跡になることも珍しくありません。ニキビや肌トラブルを専門的に診てくれる皮膚科であれば、最適なケアが期待できるでしょう。

状態が悪化する前に受診することで、色素沈着を減らせる可能性もあります。

まとめ

ニキビの悩みは、気分も落ち込みがちになってしまいます。

「何とか早く治したくて触ってしまう」「ついつい潰してしまう」といった人は多いかと思いますが、早く直すには触らずに清潔な状態を保つことが大切です。

記事を参考に正しいニキビケアをして、気分もはつらつとした毎日を送りましょう。

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この記事を書いたライター
サビーナウェルネスマガジン 編集部

サビーナ自然化粧品 美容部員によるメディア「美肌コラム」の編集部です。スキンケアやヘルスケアなど、肌に良い事、美肌、エイジングケアに関する事について様々な観点から記事を書き発信しています。