ニキビ種類別スキンケアの選び方!炎症・ニキビ跡の対処方法まで

スキンケア

思春期ニキビに大人ニキビ・白に黒に赤に黄ニキビ

ニキビといってもなんだか色々なタイプがあってどうやってケアすればいいのか分からなくなってしまいますよね。

Aさん

いつも気づいたときには炎症している気がします。

という人も多いのではないでしょうか?ニキビはできるだけ早期に対処することで、炎症や化膿までいくのを防ぐことができます

そこでこの記事では、ニキビの種類と、種類に応じてどのようなアイテムを使えばよいのかを解説していきます。
いつも炎症や化膿を起こしてニキビ・ニキビ跡が長引いてしまう人は、ぜひご覧ください。

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ニキビの原因別種類と対処法

ニキビの種類は原因と進行度によって分けられます。

まず原因による種類の違いは、皮脂が過剰に出てしまう思春期ニキビと、乾燥やターンオーバー遅延によって角質が厚くなって起こる大人ニキビです。

1つずつ見ていきましょう。

思春期ニキビ

一般的に皮脂が過剰に出てしまう10代でよくなるニキビは「思春期ニキビ」と呼ばれます。皮脂が過剰に出ることで、皮脂腺・毛穴が詰まってしまうために起こるニキビで、対処のポイントは皮脂を抑制させながら、やさしい洗顔を心がけることが必要です。

美肌カウンセラー

皮脂が多いために起こる思春期ニキビは、定期的な洗顔で余分な皮脂を洗い流すことが必要ですが、肌にあった洗顔を使わないと十分な洗顔ができない可能性があります。朝と夜の1日2回の洗顔は必ず行うようにして、なおかつ肌にあった洗顔を使うようにしましょう。また、オイル系のアイテムはアクネ菌のエサになりやすいため避けるようにしましょう。

大人ニキビ

20代以降でなりやすいのが「大人ニキビ」です。
こちらは加齢や乾燥によって肌のターンオーバーが遅延し、角層が厚くなってしまうことで毛穴がつまりやすくなり、結果的に皮脂がつまってしまうためになるニキビです。

美肌カウンセラー

大人ニキビは、ターンオーバーが遅くなることでなりやすいニキビです。ターンオーバーを活性化させて肌のごわつきを解消させる必要があります。また、乾燥によりターンオーバーが遅くなるため、保湿をしっかり意識するようにしましょう。オイル配合の保湿ジェルなどを使うのがおすすめですよ。

ニキビの進行度別種類と対処法

続いてはニキビの進行度による種類です。一般的にニキビは炎症が起きていない状態から炎症が起きた状態を経て、化膿した状態になりニキビ跡に繋がります。

できるだけ初期の段階で治療する事と段階に合わせた対処がポイントとなります。

白ニキビ

ニキビの初期段階、ぷつぷつ白ニキビ!まだアクネ菌が入り込んでいないセーフな段階です。ここで適切な処置をすれば、後にひかず早めに治すことができます

まだ炎症していない段階のため、抗炎症系のアイテムは必要ありません。

ポイントは
①毛穴のつまりを解消する
②皮脂の過剰分泌を抑える
の効果がある成分が配合されたアイテムを選ぶこと。

①毛穴のつまりを解消する成分
プロテアーゼ/ナギイカダ根エキス/パパイン/ブッチャーブルームエキス/グリコール酸/パパイア果実エキスなど

②皮脂を抑える成分
ライスパワーNo.6/ダイズエキス/ダイズ種子エキス/ローヤルゼリーエキスなど

黒ニキビ

毛穴が開き白ニキビが空気に触れて酸化したため黒ずんだ状態です。

黒ニキビのポイントも白ニキビ同様
①毛穴のつまりを解消する
②皮脂の過剰分泌を抑える
に効果があるアイテムを使うようにしましょう。黒くなって見た目にも気になりやすくなりますが、ゴシゴシ強く洗顔してしまうのは絶対NGです。

赤ニキビ

アクネ菌が毛穴内部で繁殖して、炎症がおきてしまったニキビです。ここまで来てしまうと触ると痛かったり、赤くなって目立ってきます。

ポイントとなるのは
①炎症を抑える
②アクネ菌の増殖を抑える
の2つの機能成分が配合されたアイテムを使うこと。

美肌カウンセラー

ニキビができたら必ず赤ニキビまでいってしまう人は、ゴシゴシ洗顔をしている可能性があるため洗顔方法も見直しましょう。

①ニキビの炎症を抑える成分
カリンエキス/オトギリソウ(花葉茎) エキス/セイヨウアカマツ球果エキスなど

②アクネ菌の増殖を抑える成分
オウレン根エキス/オウレンエキス/ ムラサキ根エキスなど

①②両方の機能をもった成分
キハダ樹皮エキス(オウバクエキス)/フィトスフィンゴシンなど

黄ニキビ

赤ニキビが化膿して、うみが溜まった状態です。アクネ菌と白血球や黄色ブドウ球菌などにより黄色くなります。

赤ニキビでの対処法とあわせて、漢方などで炎症を抑るのも効果的
また、アクネ菌を増殖させてしまう事もあるため、オイル系のスキンケアアイテムを使うのは控えるようにしましょう。

美肌カウンセラー

うみを出したいからと、自分でつぶしたりは絶対しないようにしましょう。ほぼ100%跡が残ります。

①ツムラ漢方50(荊芥連翹湯)
皮膚が化膿しやすい人、ニキビの改善に

②ツムラ漢方6(十味敗毒湯)
化膿しているおでき・にきび・皮膚炎 湿疹・じんましんなどの改善に

ニキビ跡

ニキビ跡には、

①赤み
②色素沈着
③クレーター

という3つの種類があって、それぞれに対処法があります。
以下で詳しく見ていきましょう。

ニキビ跡:赤みへの対処法

赤みが残ってしまったニキビ跡には、ビタミンC誘導体が配合されたアイテムを使うようにしましょう。また、紫外線あたるとさらに悪化させてしまうため、しっかりと毎日日焼け止めを塗って、紫外線ケアを怠らないようにするのも重要です。

美肌カウンセラー

ピーリングをすることで赤みを早く消せることがあります。ただし大人ニキビの人は、肌の土台であるバリア機能が低下している可能性があるため、ピーリングが肌刺激となってさらに悪化させてしまう可能性があるため注意しましょう。私としてはニキビ跡の治療にピーリングはあまりおすすめしていません。

ニキビ跡:色素沈着への対処法

炎症が原因で、肌を守るメラニンが過剰生成されてしまった状態の「炎症性色素沈着」が起こっています。こちらの対処法としては、ターンオーバーを活性化させて、シミ込んでしまった肌を内部から新しく生まれ変わらせることが効果的です。

①メラニンの排出を促進する成分
プラセンタエキス/アデノシン一リン酸二ナトリウム/デクスパンテノールW/キウイエキスなど

ニキビ跡:クレーターへの対処法

クレーターと言われる跡が残ってしまうと、治療はかなり難しくなります。皮膚科へ行けばすぐ治るというものでもないため、地道に肌のバリア機能を高めつつ、ターンオーバーを活性化させていく手法をとることになります。

セラミドが配合されたコスメを中心に、ターンオーバー促進効果のある成分が配合されたスキンケアを使うようにしましょう。

①バリア機能改善効果のある成分
セレブロシド/セラミドNG/セラミドNP/セラミドAG/アミノ酸系/アンズ種子エキス/カッコンエキス/ライスパワーNo.11など

②ターンオーバー促進効果のある成分
クロレラエキス/シラカバエキス/ツボクサエキス/ユズ種子エキス/ビルベリー葉エキス/ハトムギ種子エキスなど

まとめ

いかがでしたでしょうか?ニキビといっても色々と種類があり、それぞれに必要な対処やアイテムがお分かりいただけたかと思います。

次回は今回ご紹介した成分が配合されたアイテムを中心にご紹介していけたらと思いますので、ぜひまた読んでみてくださいね。

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この記事を書いたライター
サビーナウェルネスマガジン 編集部

サビーナ自然化粧品 美容部員によるメディア「美肌コラム」の編集部です。スキンケアやヘルスケアなど、肌に良い事、美肌、エイジングケアに関する事について様々な観点から記事を書き発信しています。