原因不明の体調不良の原因とは?迫りくる寒暖差疲労に行いたい8つの対策

ヘルスケア
寒暖差疲労

さてさて今年もやってきました。

「寒暖差肌荒れシーズン」

日本気象協会が発表する、寒暖差肌荒れ指数ですが、
10月7日水曜日は、広島、鹿児島、高知の寒暖差肌荒れリスクが4と発表されています。

朝夜の寒暖差が激しい季節は、肌荒れも激しくなっちゃうわけです。
過去に本コラムでも取り上げた事がある寒暖差肌荒れについてですが、
その時は2月だったので、せいぜいリスク3程度。

ご覧になられた方も「ふ~ん」程度だったかもしれませんね。

しかし、今の時期からはこの寒暖差は急激に日常生活に影響を及ぼしていきます!しかも寒暖差が引き起こす体調異常は肌荒れだけではありません。

そこで今回は寒暖差による肌荒れだけでなく、倦怠感、肩こり、ぜんそくなど、寒暖差によって様々な体調不良を起こしてしまう原因と対策について書いていきたいと思います。

原因不明の体調不良に悩んでいる方、
なんとなく体がだるいという方、
この時期なぜかイライラするという方はぜひご覧ください。

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寒暖差によって起こる体調不良

寒暖差によって起こる体調不良

寒暖差によって引き起こされる体調不良の事を「寒暖差疲労」と呼びます。
先ずは寒暖差によってどんな症状が出る可能性があるのかを知っていきましょう。

◆寒暖差疲労の症状
・頭痛、めまい
・肩こり、首こり
・動機
・冷え性
・倦怠感
・食欲不振
・睡眠障害
・イライラ
・精神的不安
・鼻水鼻詰まり、くしゃみ

いかがですか?
あ~あるかもと思った方がいたら原因は寒暖差疲労かもしれませんよ。

さらに寒暖差疲労は悪化すると難聴を伴うめまいが起こる「メニエル病」や、「過敏性腸症候群」などによる胃痛や腹痛、味覚障害、嘔吐、過食、拒食などなど、様々な症状に変化する事もあるそうです。
怖いですね。。

何故寒暖差による体調不良が起こるのか

何故寒暖差による体調不良

寒暖差疲労は寒暖差による「自律神経の乱れ」が原因で起こります。

人の体は自律神経によって生命活動における必要な働きを調整しています。
自律神経というのは、自分の意思とは関係なく勝手に働いている神経の事です。

例えば気温が寒くなると、人間は体内の脂肪を燃焼させたり、体をぶるぶると震わせて体温を上昇させます。

これは私たちの意思とは関係なく、自律神経が勝手に判断して調節するわけです。
しかし調節するにもエネルギーが必要なわけで、寒暖差が激しくなると、体を冷ましたり温めたりを短時間で行う事になり、結果自律神経が疲弊、そしてエネルギーを使いすぎた体の疲労にもつながって、様々な体調不良が起こる原因となります。

寒暖差疲労に注意する目安の温度差とは

寒暖差疲労に注意する目安の温度差

寒暖差は前日との気温差と、当日の昼夜の気温差、家の中と外の気温差など、様々な所で発生します。

基準としては気温差が5度~7度以上ある時は注意しましょう。
夏時期だとクーラーに当たりすぎて夏バテするように、秋冬にも寒暖差バテがあるという事ですね。

こんな人が寒暖差疲労になりやすい

こんな人が寒暖差疲労になりやすい

こんな人は寒暖差疲労に注意と言われているタイプをご紹介しておきたいと思います。私の事!?と思われた方は注意しましょう。

◆寒暖差疲労を起こしやすい人
・手足が冷たく感じる
・熱中症になった事がある
・不規則な生活をしている
・お酒を頻繁に飲む、または量が多い
・ストレスが多い
・夏の暑さも冬の寒さも苦手
・季節の変わり目に体調を崩しやすい
・エアコンが苦手
・冬は寝つきが悪い
・冬はヒートテックが必須

どうですか?
4つ以上当てはまると要注意。
そんな人はしっかり以下の対策を行っていきましょう。

知っておきたい8つの寒暖差疲労対策

それでは寒暖差疲労対策として8つばかりご紹介しておきたいと思います。
どれも有効なので、ぜひ原因不明の体調不良にお悩みの人は、一つひとつ試してみてくださいね。

気温差を無くして対策

基本中の基本ですが、温度差をできるだけ無くすようにしましょう。
エアコンを使う場合は一定の快適な気温を保つようにするのが良いですが、外の気温も考えるようにしましょう。外気温と気温差は5度~7度以下が望ましいです。寒くなってくると着る服を増やしたりして調整しましょう。

衣服で対策

会社や外食などで室温の調整が難しい場合は着る服で調節するようにしましょう。寒ければ着る、暑ければ脱ぐ、これが基本ですね。

ツボ押しで対策

自律神経の乱れに効果があると言われているのが、手首の「 内関(ないかん) 」です。
めまいが起きた時はココを押さえましょう。

また、「 外関 (がいかん) 」 は体を温める効果があるので、寒い時はココを押さえてあげましょう。ツボ押しは手軽にできるのでオススメですよ。

自律神経の乱れに効果があるツボ「内関」と「外関」

漢方薬で対策

漢方薬も効果的です。ただし症状により使う漢方も変わってくる為、専門家に聞くのが一番ですが、代表的なものを参考程度にお伝えしておきます。

めまい、イライラする… 黄連解毒湯
動機、神経過敏… 柴胡桂枝乾姜湯
冷え性…当帰四逆加呉茱萸生姜湯
不安… 半夏厚朴湯

食事で対策

食事はバランスよく、規則的に食べるのが鉄則です。
朝、昼、晩をできるだけ決まった時間に食べましょう。
さらにビタミンB群の含まれる食材をとると効果的です。豚肉などの肉類や、大豆などがオススメです。

それと温かいお茶なども効果的です。ルイボスティーは自律神経のバランスを調整してくれるらしいですよ。

お風呂で対策

基本的にお風呂は毎日湯舟に浸かるようにしましょう。リラックス効果の他、色々な健康面で良い影響を与えてくれます。お湯の温度はあまり熱くないぬるめがベターです。

運動で対策

適度な運動も効果的です。運動は自律神経の乱れを整えるセロトニンを生み出してくれます。有酸素運動を行うようにしましょう。

アロマで対策

気温差を無くす事も大事ですが、リラックスする事も自律神経の乱れを防いでくれるます。暗めの部屋で静かな音楽でも流しながら、アロマの香りをかいでみるのも良いかもしれません。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
悪化すると大変な事になってします寒暖差疲労ですが、規則的な生活と栄養バランスのとれた食事、適度な運動やリラックスなど、当たり前の生活をしておけばできるだけ防ぐ事が可能です。

でも寒暖差の激しい地域や環境に住んでいるとなかなか難しいのも実情。
そういった時はツボ押しや漢方を活用しながら、できるだけストレスを無くし、不調を少なくしていく事が必要になってきますね。

原因不明だと思って何もしないより、今日ご紹介した対策から一つでも良いので、何かしら行ってみてくださいね。

それでは今日はここまで!See You~♪

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この記事を書いたライター
サビーナウェルネスマガジン 編集部

サビーナ自然化粧品 美容部員によるメディア「美肌コラム」の編集部です。スキンケアやヘルスケアなど、肌に良い事、美肌、エイジングケアに関する事について様々な観点から記事を書き発信しています。