ココナッツオイルの美容効果とは?正しい使い方で美肌&美髪になろう

スキンケア

女性に嬉しいさまざまな美容効果があるココナッツオイル。

「使ってみたいけど、どれを選ぶべき?使い方は?」と迷っていませんか?

ここではココナッツオイルの美容・健康効果や使い方、注意点などをご紹介します。

正しい使い方を覚えて、美肌&美髪を目指してみませんか。

+ 目次を見る

ココナッツオイルの美容・健康効果

ココナッツオイルに含まれる中鎖脂肪酸とビタミンEは、さまざまな美容・健康効果をもたらします。

肌に潤いを与える

ココナッツオイルは低分子構造なので、肌の角質層へと浸透し肌を柔らかく整えます。

素肌にココナッツオイルをつけるとブースターとなり、化粧水や美容液がしっかり浸透して保湿効果を高めてくれますよ。

ヘアケア効果がある

ココナッツオイルを髪につければ、紫外線によるダメージを軽減したり、パサつきを抑えてしっとり潤いのある髪にすることができます。

頭皮をマッサージすると毛穴がきれいになり、気になる頭皮のニオイ予防にも効果的。

腸内環境を整える

ココナッツオイルの主成分は中鎖脂肪酸。

その中の「ラウリン酸」は唾液に含まれる酵素と結合すると、腸内の悪玉菌を減らす&善玉菌を活性化させる働きのある「モノラウリン」へと変化します。

つまり、美肌作りや免疫力に深く関わっている腸内環境を整える効果があるのです。

腸の蠕動運動を促す作用もあるので、便秘解消にも効果的ですよ。

ダイエット効果がある

中鎖脂肪酸は分解・吸収・代謝されやすい上、長鎖脂肪酸の燃焼も促します。

さらに体脂肪の燃焼を促す「ケトン体」を効率よく作り出すので、ココナッツオイルを摂取するとダイエット効果が期待できるのです。

エイジングケアできる

母乳の成分でもあるラウリン酸は肌の再生能力が高く、シミなどの原因となる紫外線によるダメージをやわらげる効果があります。

またエイジングケアに欠かせないビタミンEの中でも、ココナッツオイルに含まれているのはスーパービタミンEと呼ばれる「トコトリエノール」です。

ラウリン酸とスーパービタミンEのダブル作用で、エイジングケアもばっちり。

歯周病・口臭トラブルを予防する

ココナッツオイルで口をゆすぐと、口の中の細菌や汚れをからめ取ることができるため、歯周病や口臭トラブルの予防になります。

これはインドのアーユルヴェーダ「オイルプリング」という健康法。

口の中の細菌に対する免疫力を体の他の部分へ回し、体全体の免疫力を高めるという考え方に基づいています。

ココナッツオイルの種類と選び方

ココナッツオイルは大きく2種類に分けられます。

それぞれのココナッツオイルの特徴や選び方を見ていきましょう。

ココナッツオイルの種類

バージンココナッツオイル

茶色く硬くなったココヤシの胚乳から作られた、無添加・無精製オイルです。
栄養成分がそのまま入っており、ココナッツオイル本来の香りを楽しめます。
このうちさらにグレードの高いものが、エクストラバージンココナッツオイルです。

RBDココナッツオイル

ココヤシの胚乳部分を乾燥させたものを原料とした、漂白、脱臭、精製されたオイルです。
精製されているので不純物を含まず、ココナッツ独特の香りはほとんどありません。

ココナッツオイルの選び方

高い美容効果を得るには、栄養素がしっかり残っているバージンココナッツオイルがおすすめです。

中でも最高水準の品質とされる、フィリピン産やスリランカ産のココナッツオイルを選ぶといいでしょう。

また「有機JASマーク」や「USDAマーク」「EU有機認証マーク」が入っている、安全性が確認された製品を選ぶと安心です。

香りが苦手という方は、非加熱製法(遠心分離製法や発酵分離製法)で作られたバージンココナッツオイルを試してみては。

ココナッツオイルの使い方と注意点

ココナッツオイルは、正しい使い方をすれば高い美容効果が期待できますよ。

ここでは簡単な使い方と注意点をご紹介します。

スキンケア

保湿

肌の保湿には、洗顔後の素肌に直接ココナッツオイルを塗るのがおすすめです。
1~2滴程度の量を手に取り、肌になじませるように伸ばしていきましょう。
あるいは、愛用している化粧水に数適混ぜてもOK。
また、やや多めにココナッツオイルを手に取って肌に伸ばし、マッサージをするのも効果的です。

メイク落とし

市販のクレンジングは洗浄力が強く、肌トラブルを起こしてしまうことも。
そんな方におすすめなのが、ココナッツオイルでのメイク落としです。
肌になじませて軽くマッサージすると、メイク汚れや余分な皮脂などを浮かせて落とし、しっとりした肌になります。

注意点

固形のココナッツオイルは手に取って体温で温めるか、ビンごと湯煎します。
湯煎の場合はビンの開封の際、オイルが飛び散らないように注意しましょう。
また、使用前にパッチテストを行うと安心です。

ヘアケア

保湿

ココナッツオイルを髪に直接つけると保湿効果があります。
シャンプー後コンディショナー代わりにしたり、毛先のパサついた部分だけにつけると、しっとり潤いのある髪に。

頭皮マッサージ

年齢と共にコシがなくなる、ボリュームが減るなどの髪のトラブルに効果的なのが、ココナッツオイルを使った頭皮マッサージです。
液体のココナッツオイルを大さじ1杯程度手に取り、シャンプー前の頭皮につけてやさしくマッサージ。
頭皮の血流がよくなるだけでなく、乾燥を防いでフケの予防にもなります。

注意点

洗い流す場合はぬるま湯でしっかり洗い流します。
洗い流さずそのままにする場合は少なめにつけると、べたつきや匂いが気になりません。

食用

ココナッツオイルはそのまま料理にかけてOKです。
常温では固形になりやすいのですが、トーストなどに乗せるとふわっと溶けてココナッツの甘い香りを楽しめます。
コーヒーやスムージーなどに少量加えるのもおすすめ。

注意点

美容健康に良いと言っても、オイルなのでカロリーは高めです。
食用の場合は1日大さじ2杯程度を目安にし、過剰摂取は控えましょう。

まとめ

ココナッツオイルは肌に髪に、体にも高い美容効果をもたらす万能オイル。

スキンケアの前に数適使う、食事に取り入れるなど、使い方はどれも簡単です。

乾燥が気になる方、エイジングケアをしてみたい方は、ココナッツオイルを試してみてはいかがですか。

毎日のちょっとした習慣にするだけで、潤いのある肌、艶やかな髪に近づきますよ。

この記事をシェアしてコスメをGET
この記事を書いたライター
サビーナウェルネスマガジン 編集部

サビーナ自然化粧品 美容部員によるメディア「美肌コラム」の編集部です。スキンケアやヘルスケアなど、肌に良い事、美肌、エイジングケアに関する事について様々な観点から記事を書き発信しています。