気になるスキンケアコスメ分析/トゥヴェールレチノショット 0.1

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3回目の気になるコスメ成分分析です!

本日のピックアップはトゥヴェールさんのレチノールクリーム「レチノショット 0.1」です!

深く刻まれた大ジワなどの深刻な年齢肌・肌悩みにきくスキンケアを使いたい!という人におすすめのアイテムということで、早速分析していきたいと思います。

前回はガラクナイアシン2.0エッセンスというアイテムをご紹介したんですが、この数字入れるの流行りなんですかね?

それではさっそくいってみましょう!

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トゥヴェールレチノショット 0.1の概要

トゥヴェールレチノショット 0.1は、ピュアレチノールを配合しているのが特徴のスキンケアクリームです。

レチノールというのは、シワケアに効果的だと言われている成分で、有効性が化学的にも証明されているということで、日本でもよく目にするようになった成分ですね。しかしこのレチノール、日本人の肌には合わない可能性が高いと言います。次で詳しく見ていきましょう。

トゥヴェールレチノショット 0.1の3つのポイント

レチノール配合でもできるだけ肌への負担を抑えてある

レチノールは、日本人には少々刺激が強く、肌トラブルを起こしやすい成分でもあります。

シワに効果がある、あるのに肌刺激が強くて使えない!なんという悩ましい成分なのでしょうか。もちろん肌が丈夫な人は気にせず使っても問題ないのですが、基本的には年齢を重ねるほど敏感な状態になりやすいのが私たちの肌です。

シワは年をとった人の方が気になる、でも肌も敏感になりやすい!という人は、なかなか手をだしづらいですよね。しかしこちらのアイテムには5種類のレチノールが配合されていて、攻めるところと守るところを両立しています。ただしニキビや赤み、腫れ、炎症が起こるなど、あまりにも敏感な状態のときはやはり使わない方がベターということです。また、はじめてレチノールを使う人も赤み・皮むけといった刺激がある可能性があるため、生理中・妊娠中・重度の乾燥時期などは避けた方がいいかもしれませんね。

レビューの中にはアトピー肌でも大丈夫だったという感想もあるため、一度は試してみたくなりますね。

効果の高いピュアレチノールを配合

レチノールにも種類があり、多くのレチノール化粧品に配合されているのは、低刺激でそこそこ効果が期待できるタイプ。しかしこちらには、攻めを高めて効果も高い、ピュアレチノールを配合しています。さらに防御力の高い4種のレチノールも配合し、攻めと守りを固めたアイテムと言えます。そのため、はじめてレチノールコスメを試す人より、今までのレチノールで物足りなくなってきた人におすすめのアイテムです。

レチノール配合でも安い

比較的高額になりがちなレチノール系アイテムですが、こちらは税込みで3,000円代と、比較的低価格なのが売りです。試してみてやっぱり肌にあわなかった!という場合も、ギリギリ諦めがつく価格と言えるかもしれません。

トゥヴェールレチノショット 0.1の口コミ・レビューとりまとめ

A反応と呼ばれるピリピリが気になって低評価が多いかと思いきや、意外にも高評価が多いようです。

シワが消えた!という感想はあまり見当たりませんが、とにかく肌がツヤツヤになった!という感想が多く、毛穴が気になる人にも有効なようですね。

A子さん
混合肌/29歳

シワは正直消えたか分かりませんが、肌のざらつきがなくなってツルツルになりました。

B美さん
混合肌/46歳

他のレチノールを使ったことがあるため、ピリピリは感じませんでした。

C香さん
脂性肌/40歳

効果を感じませんでした。私にはもう少し濃度の高いものが合いそうです。

トゥヴェールレチノショット 0.1の全成分分析

出典:楽天市場

全成分表記

水、ミリスチン酸オクチルドデシル、BG、スクワラン、ジグリセリン、プロパンジオール、イソステアリン酸水添ヒマシ油、水添ナタネ油アルコール、ジメチルイソソルバイド、レチノイン酸ヒドロキシピナコロン、ヒマワリ種子油、コーン油、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、パルミチン酸レチノール、レチノイン酸トコフェリル、水添レチノール、メトキシヒドロキシフェニルイソプロピルニトロン、レチノール、アラントイン、ユキノシタエキス、アロエベラ葉エキス、ツボクサエキス、ビルベリー葉エキス、ホップエキス、ココアンホジ酢酸2Na、トコフェロール、グリセリン、ポリソルベート20、カルボマー、キサンタンガム、ステアリン酸グリセリル、PEG-60水添ヒマシ油、ステアリン酸グリセリル(SE)、カルナウバロウ、フェノキシエタノール、1,2-ヘキサンジオール、カプリリルグリコール、BHT、ジメチコン、フェルラ酸エチル、水酸化K

成分効果まとめ

本アイテムの成分による効果や特徴のポイントをまとめると以下となります。あくまで成分から予測される効果となります。実際の効果とは異なる可能性もあるため、参考までにとどめていただけると幸いです。

①ハリを生みシワを軽減させる効果
②メラニン抑制による色素沈着抑制
③保湿機能

※ただし医薬部外品ではないことから、抗シワ作用があるとまでは言えない製品です。

各成分詳細の説明は以下をご覧ください。
※全成分が多い製品は、主要成分のみを記載しております。
また、以下で記載している成分説明は、あくまで成分に対しての効果効能であり、本製品の効果効能を約束するものではありません。

ミリスチン酸オクチルドデシル

はだなじみのよい成分でさらっとした質感。皮膚刺激はほとんどなく、ベビーオイルなどにも配合されています。肌のうるおいが蒸発するのを抑えて、皮膚をやわらかくする作用があります。

1,3-ブチレングリコ ール

ベース成分 機能成分 安定化成分

化粧品成分でよく見る保湿剤。さっぱりとした使い心地で、角層に浸透し内部の水分量を増加させることで保湿する成分です。その他にも防腐補助や溶剤としての機能も備えています。

スクワラン

由来となる原料はさまざまあるが、化粧品のテクスチャー・形を整えるために入れられたり、油に溶けるその他の成分を溶かすために入れられる成分です。刺激性もほとんどなく、化粧品にはよく使われています。

ジグリセリン

角層の水分量を増加させることで、保湿をする作用をもった成分。水分保持力はBGよりも高く、グリセリンよりは劣る※といった、中間クラスで使い勝手のよい成分と言えます。(※以下参照)グリセリン・BGの溶液などと行った水分保持力の実験グラフ

プロパンジオール

角層の水分量を増加させることで、保湿作用のある成分です。そのほか防腐補助の効果もあることから、防腐補助剤+保湿剤といった役割で配合されます。プロパンジオールとグリセリンを5%ずつ配合した溶液がもっとも角層の水分量を保持できたという実験結果も残っています。(※以下参照)

イソステアリン酸水添ヒマシ油

なめらかな質感が特徴の成分。スキンケアだけでなく、シャンプーなどのヘアケアアイテムに配合されることもあります。

水添ナタネ油アルコール

ナタネ油を還元したアルコール成分。

レチノイン酸ヒドロキシピナコロン

ビタミンAとしての効果はありつつも、赤みや皮むけなどのネガティブ反応がそれほど見られないとされる新しい成分。シワ・たるみ・くすみといった肌悩みに働きかけ、肌に弾力やハリをもたらすことが期待されています。

パルミチン酸レチノール

抗シワ作用をもつビタミンA誘導体。レチノールがビタミンAのことで、パルミチン酸をあわせると誘導体になります。化粧品成分として配合するために安定化処理を施したり、肌への浸透性を高めたりした成分は後に誘導体がつきます。ビタミンC誘導体が有名ですね。

12週間にわたる実験の結果、パルミチン酸レチノールは、細いシワ・粗いシワ・皮膚の硬さ・ざらつきを改善することが確認されています。角層内のヒアルロン酸合成を促進する作用が関係しているとされています。

レチノイン酸トコフェリル

欧米でよく使われているレチノイン酸を、誘導体としたビタミンA誘導体です。効果はレチノールよりも高いとされていますが、日本人には肌への刺激が強く、日本では化粧品にはほとんど使われていませんでした。しかし、トコフェロールと結合して誘導体にすることで、肌刺激を抑えながら抗シワ効果も得られる成分になっています。

水添レチノール

パルミチン酸レチノールと似た成分で、ヒアルロン酸量を増加させる効果が期待されています。分子量が小さいため浸透しやすいが、分解性はパルミチン酸レチノールより劣るという特徴があります。

メトキシヒドロキシフェニルイソプロピルニトロン

製品自体の酸化防止剤として配合される成分です。

レチノール

レチノールはレチノイン酸ほどシワに対して有効ではありませんが、皮膚刺激が抑えられる特徴があります。有効成分としてレチノールが記載されている製品は、医薬部外品で、抗シワ効果がうたえます。

アラントイン

肌荒れ・あかぎれ・ひび割れ・乾燥・皮膚炎・炎症などを抑える効果があります。白血球が一時的・部分的に増加するための効果だと推測されています。

ユキノシタエキス

植物であるユキノシタから抽出されるエキスです。抗アレルギー作用・メラニン抑制による色素沈着抑制作用があります。

アロエベラ葉エキス

機能成分

アロエから抽出されるエキスです。肌をやわらかくして、角層の水分量を増加させる保湿作用があります。また、メラニン生成抑制による色素沈着を抑えてくれるのも特徴。

ツボクサエキス

植物のツボクサから抽出されるエキスです。成分自体にはコラーゲン産生促進・唇のボリュームアップ作用・色素沈着抑制作用があります。

ビルベリー葉エキス

植物のビルベリー(セイヨウスノキ)から抽出されるエキスです。活性酸素除去作用があり、肌のツヤ・ハリ・乾燥・肌荒れに効果がでたという実験結果が残っています。

まとめ

抗シワ効果までは期待できないが、翌朝のハリツヤを求めるならおすすめ!

いかがでしたでしょうか。本日ご紹介したアイテムは、低価格でレチノールが試せる、コスパ力の高いアイテムです。また、豊富なレチノール成分により、翌日のハリツヤ効果は期待できそうなので、試してみる価値はありますよ。

トゥヴェールレチノショット 0.1

    出典: 楽天市場

    参考価格:3,300円(税込)

    ピュアレチノールクリームで集中シワケア

    5種類ものレチノールを配合したクリーム。肌への負担にも配慮しており、刺激になりがちのレチノールをコスパよく導入できます。肌の年齢サインが深刻な人や、レチノール経験者におすすめのアイテムです。

    内容量
    30g
    分類
    化粧品
    種類
    クリーム
    テクスチャ
    なめらかクリーム
    主要成分
    レチノール
    その他成分
    パルミチン酸レチノール/レチノイン酸ヒドロキシピナコロン/ツボクサエキス等
    容器
    チューブ
    パラベン
    フリー
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    この記事を書いたライター
    かたやま みき
    サビーナ自然化粧品美容部員/パーソナルスキンケアカウンセラー

    化粧品の成分と皮膚科学に関する知識、数千人の美肌相談を受けてきた経験、美肌の為ならどんな事でも試してきたノウハウを、美肌コラムで執筆させていただいております。サビーナオンラインチーフカウンセラーです。