風邪?花粉症?風邪や花粉症のときに肌荒れを起こす原因と対処法を解説!
風邪や花粉症になると、肌の調子が悪くなると感じる人も多いでしょう。
なぜ風邪を引くと肌の調子まで悪くなるのか、その原因について詳しく理解している人は少ないかもしれません。風邪を引いたときに肌荒れが起きる原因をあらかじめ知っておくことで、風邪による肌荒れに対処できます。
風邪を引いたときに肌が荒れる原因や、スキンケア方法も紹介しています。ぜひ今後の参考としてお役立てください。
風邪を引くと肌が荒れる原因は?
風邪を引くと肌が荒れる原因は、1つではありません。いくつかの理由があるので、それぞれをチェックした上で自分に合ったスキンケアの方法を見つけましょう。
栄養不足
体調が悪くなると普段よりも食欲がなくなり、体内の栄養素が不足します。栄養素の中でも、抗酸化作用のあるビタミンCは風邪を引くと大幅に減少し、肌荒れの原因につながります。
ビタミンCはコラーゲンの生成にも役立つ成分なので、風邪を引くと「肌のハリがない」と感じる人は多いかもしれません。
肌バリア機能の低下
風邪を引くと、体の免疫力が下がります。免疫力が低下すると肌のバリア機能も衰え、肌荒れを引き起こしてしまいます。
肌のバリア機能が衰えると、肌の乾燥が進み、紫外線や空気の乾燥といった外部の刺激から肌が守れなくなります。風邪を引くと肌の乾燥を感じるのは、肌のバリア機能が衰えているからだといえます。
不十分なスキンケア
風邪を引くと体が思うように動かず、普段から行っているスキンケアができなくなる場合があります。
不十分なスキンケアは、肌に本来与えられるはずだった水分や栄養を奪ってしまうことにつながります。肌荒れの原因をつくらないためにも、体調が悪いときもなるべくスキンケアを行いましょう。
寒暖差アレルギー
花粉症の季節ではないのに「くしゃみや咳が出る」「鼻がムズムズする」「体調や気持ちがすぐれない」といった症状がある人は、寒暖差アレルギーかもしれません。寒暖差アレルギーは、激しい寒暖差に体がついていかず、自律神経が乱れて心身に不調をきたします。
寒暖差による自律神経の乱れは、肌に直接悪影響を与えるものなので、季節の変わり目などはとくに注意が必要です。
風邪を引いたときの正しいスキンケア方法は?
正しいスキンケアをすれば、風邪を引いたときに肌荒れに悩むことは少なくなるはずです。風邪を引いたときは、どのようなスキンケアがよいのか紹介します。体調を崩したときの参考にしてみてくださいね。
刺激の少ない化粧品を使う
肌のバリア機能が低下している状態では、普段使っている化粧品が肌に合わなくなることもあります。そのため体調を崩しているときは、刺激の少ない敏感肌用のスキンケア用品を使うとよいでしょう。
クレンジングや保湿の際は、コットンの使用を避けることをおすすめします。弱っている肌にコットンで刺激を与えてしまうと、肌荒れの原因になりかねません。なるべく手だけを使って優しくスキンケアをするようにしてください。
クレンジングと洗顔は丁寧に行う
クレンジングや洗顔は、優しく丁寧に行いましょう。普段から徹底している人は多いかもしれませんが、風邪を引いているときはとくに意識することが大切です。もちろん、体調が悪い場合は早く休まなければなりません。しかし、メイクをしたまま休んでしまうと肌が傷みやすくなり、シミやシワの原因にもなります。横になって休む前には必ず丁寧にメイクを落とし、優しく洗顔することを忘れないようにしましょう。
パックやピーリングを避ける
風邪を引いているときは肌の乾燥を感じやすいので、パックに頼る人もいるかもしれませんね。しかし、体調を崩しているときは肌に負担をかけないよう、スペシャルケアは避けた方がよいでしょう。風邪を引いている間は、ピーリングやスクラブもいったんお休みするようにしてくださいね。
部屋の乾燥を避ける
体調が悪い場合は、部屋を乾燥させないようにすることもスキンケアの一環です。部屋が乾燥していると肌の水分が蒸発しやすくなり、肌のバリア機能は低下します。寒暖差アレルギーに対策する意味でも室内は20~25℃、湿度は40~60%に保つとよいでしょう。加湿器を使うのもおすすめですが、加湿器がない場合は近くにお湯を入れたコップを置いたり、濡れたタオルを干したりしてみてくださいね。
まとめ
風邪を引いているときは、体の免疫力のほかにも肌のバリア機能が著しく低下します。さらに、体のだるさからスキンケアを十分にできなくなるので、肌荒れしやすくなってしまうのです。
また、花粉症や風邪に似た症状のある寒暖差アレルギーにも気をつけなければなりません。季節の変わり目などに負けない体をつくるためにも、加湿器などを用いて日常的に部屋を乾燥させないことが大切です。
万が一体調を崩してしまった場合は、刺激の少ないスキンケアを徹底しましょう。あらかじめ敏感肌用のスキンケア用品を揃えておくと、風邪を引いたときでも健やかな肌をキープできるはずです。