洗顔は泡立てない方がいい?正しい洗い方・泡立て方でお肌を守ろう
スキンケアでは「洗顔は泡立てて行うべき」という意見が多いものの、中には「泡立てない方がいい」という意見もあります。毎日行う洗顔ですから、より美肌に近づける方法を知っておきたいですよね。
そこで今回は、洗顔は泡立てるべきか、泡立てないべきか、やってしまいがちなNG洗顔について詳しくお話しします。
この記事がおすすめな人
・正しい洗顔のしかたを知りたい人
・自己流で洗顔をしている人
・乾燥やニキビなど肌トラブルに悩んでいる人
洗顔は泡立てない方がいいの?泡洗顔はダメ?
洗顔は、洗顔フォームをよく泡立ててやさしく洗い、しっかりと洗い流すことが大切です。
「洗顔は泡立てない方がいい」という意見は「泡立てた方がいい」という意見に比べて少数派ですが、そうした声が上がっているからには泡立てない方がいい理由があるのでしょうか。
「泡立てない方がいい」派の理由は?
「泡立てない方がいい」という意見をよくよく見てみると「もこもこした固めの泡で洗うと、肌の表面に泡が乗らない部分ができ、汚れやほこりなどが落ちにくい」という主張となっています。
たしかに、さっと泡立てた泡は顔の上を簡単に滑っていきますが、固く泡立すぎてしまうと全体にしっかり伸ばす必要が出てきます。顔に泡を伸ばす際にはついつい指で擦ってしまいやすいため、固い泡で洗っていると気づかないうちにお肌に摩擦を与えている可能性も。
お肌に摩擦を与えないために泡立てるのに、泡を伸ばすために擦ってしまっては本末転倒ですね。
つまり「洗顔は泡立てない方がいい」という意見は「泡立てすぎない方がいい」ということ。「きめ細やかな泡でやさしく洗うべき」という認識を基とした意見ですから、認識に大きな差はないということになります。
泡を伸ばす際の摩擦を防ぐには肌の上で伸ばすのではなく、やさしく置いておくようなイメージで洗うとよいでしょう。洗い残しを防ぐため、鏡で確認しながら洗うのがおすすめです。
また、ダイナミックに泡立てすぎて空気が多く含まれると、泡の粒子も大きくなり、肌の汚れを落としにくくなってしまいます。濃密できめ細やかな泡を作るように意識してみてください。
きめの細かい泡で洗顔しよう!正しい泡立て方と洗い方
きめの細かい泡は、肌から汚れを吸着してくれるので、ごしごしと指で擦らなくてもお肌の汚れを落としてくれます。
きめの細かい泡を作るには、洗顔用のネットや泡だて器を使うことをおすすめします。手で上手に泡立てられない人でも、ネットや泡だて器を使えば数秒でふわふわの泡を作ることができます。
ふわふわ感が足りないと思ったら、少しだけ水を追加してみましょう。一気に水を加えるのでなく、泡の感触を確かめながら少しずつ水を追加して泡立てるようにします。
きれいな泡ができたら、やさしく、肌から泡に汚れを移動させるようなイメージで洗いましょう。繰り返しになりますが、決してごしごしと擦らないようにしてください。
すすぎは30回を目安に行います。顔を叩くようにすすいだり、水圧の強いシャワーを当てたりせず、やさしく洗い流すようにしましょう。
正しい洗顔方法についてさらに詳しく知りたい人は、以下の記事がおすすめです。
洗顔でやってしまいがちなNG行動
ここで、泡洗顔でやってしまいがちなNG行動をチェックしておきましょう。
今までNG行動をとっていた場合には、それをやめるだけでお肌の調子が好転することもあります。
いきなり泡を顔につけて洗い始めている
顔を洗う際、いきなり洗顔フォームを手にとって洗い始めていませんか。
まずは手をきれいに洗って、顔をぬるま湯で濡らしてから洗い始めましょう。
ぬるま湯で顔を洗い流すのは、肌の表面についたほこりや汚れをざっと洗い流すために行います。たとえば粒子の細かい砂やチクチクした繊維、花粉などが付着していた場合にも、泡を乗せる前にざっと流しておけば安心です。
長く洗いすぎてしまう
理想的な洗顔時間の目安は1分程度です。
しっかり洗おうと、時間をかけて洗っていると、かえって乾燥肌や赤みなどの肌トラブルを招くことも。
洗顔料の中には刺激が強いものもあるため、なるべく短い時間でさっと洗い上げ、肌へのダメージを最小限に抑えましょう。
すすぎが足りずに泡が残っている
せっかくやさしく洗い上げても、すすぎが足りずに泡が残ってしまうと肌にダメージを与えてしまいます。
すすぎ残しが重なると毛穴に皮脂が詰まりやすくなり、ニキビや赤みが出てしまうことも。
とくに髪の生え際はすすぎ残してしまいやすいので「おでこから鼻筋、頬、あご」といったようにすすぐ順番を決め、しっかりと洗い流すようにしましょう。
また、感覚だけですすいでいるとすすぎ残しがあっても気がつけないため、すすいだ後には鏡でチェックすることもおすすめです。
熱いお湯・冷たい水で洗っている
洗顔はぬるま湯で行うのが基本ですが、熱いお湯や冷たい水で洗っている人は少なくありません。
体温より高い温度のお湯で洗顔していると、本来肌に必要なぶんの皮脂も洗い流してしまいます。乾燥や過剰な皮脂分泌を招くため、きれいなお肌を目指すならすっきり感があってもやめた方がよいでしょう。
また、夏の暑い時期には爽快感を求めて、冷たい水で洗ってしまうこともあるかもしれませんが、これもNG行動。冷たすぎる水で洗顔すると汚れが落ちにくいうえ、洗顔後の化粧水や美容液などが浸透しにくくなります。
きれいなお肌を作るためには、体温と同じか、少し低めの温度で洗うようにしましょう。
(まとめ)洗顔はきめ細やかな泡でやさしく洗って潤い肌に
肌トラブルを防いで潤いのある肌を作るには、きめ細やかな泡でやさしく洗顔することが大切。
丁寧に、お肌をいたわりながら洗顔する習慣をつけましょう。
毎日のちょっとした心がけで、肌の調子は大きく変わります。洗顔ひとつをとっても、続けていくうちに鏡を見るのが楽しくなるかもしれません。
洗顔方法の見直しをきっかけに、洗顔料やスキンケアの内容も少しずつ気を配ってみてはいかがでしょうか。
毎日少しずつお肌を気にかけてあげることで、年を重ねても納得のいく肌を手に入れることができます。