ゆらぎ肌を早く解消できるスキンケア法と手順を解説
生理によるホルモンバランスの変化やストレス、季節の変わり目など、さまざまな要因により一時的に肌が不安定となる「ゆらぎ肌」。
ちょっとした刺激でも影響を受けやすいゆらぎ肌は、いつも行っているスキンケアが肌に合わないことも多く、とてもデリケートな状態です。
ゆらぎ肌の早期解消には肌の状態に合わせたスキンケアを行うことが大切です。
そこで今回は、ゆらぎ肌を早く解消できるスキンケア方法とその手順についてご紹介します。
ゆらぎ肌を早く解消できるスキンケア法
ゆらぎ肌とは、ホルモンバランスの変化や季節の変わり目、ストレスといった環境的ストレスなどにより、肌のバリア機能が低下し一時的に敏感な肌となっている状態を指します。
ゆらぎ肌の症状は人それぞれで、ニキビや吹き出物に悩まされる人もいれば、いつもの化粧品が肌に合わずピリピリするなど違和感を覚えるという方もいます。
ゆらぎ肌は誰でも起こりうる一過性のものではありますが、肌トラブルが発生しやすい状態であるのは間違いありません。
ゆらぎ肌の症状が出ているときは、できるだけ肌トラブルを早く解消できるように、肌の状態に合わせたスキンケア方法を取り入れることが大事です。ゆらぎ肌を早く解消できるスキンケア方法としては、以下の方法が挙げられます。
炎症を鎮静させる
一時的に肌の表皮のバリア機能が低下しているゆらぎ肌は、カサつきやピリつきなどの違和感や、乾燥や皮脂の過剰分泌などにより肌トラブルを起こし炎症している状態となっています。
そのため、ゆらぎ肌の症状が出ているときは、まずは肌の炎症をいち早く静めることが大切です。肌に赤みやヒリヒリとした痛みなどが出ている場合は、抗炎症成分入りのスキンケアで優しくケアをしてあげましょう。
また、ひどい炎症は起きていないと感じても、実際は肌の内側で炎症を起こしている場合があるため、ゆらぎ肌には低刺激や弱酸性のスキンケア商品の使用がおすすめです。
肌のバリア力を強化させる
ゆらぎ肌によって肌のバリア機能が低下すると、外部からの刺激を受けやすく肌に潤いを残しにくい状態となってしまいます。そのため、肌の炎症を抑えたあとは乾燥から肌を守るために保湿ケアをしっかりと行い、肌のバリア機能の回復と改善を目指しましょう。
ゆらぎ肌対策に適した保湿ケアでは、肌に優しい成分の化粧水で水分を補ったあと、油分を含む敏感肌向けのクリームや乳液を塗って水分が逃げないようにフタをします。
化粧水だけでは肌の水分が蒸発してしまうため、油分を含むスキンケア商品とセットで保湿を心掛けましょう。
ゆらぎ肌のスキンケア手順
ゆらぎ肌には炎症の鎮静と肌のバリア力を強化させるための保湿ケアが必須です。
これを意識したうえで、ゆらぎ肌の症状が出ているときに行うスキンケアの手順についてご紹介します。
1:クレンジング
スキンケアを行う前に、まずはクレンジングで肌に付着したメイクや汚れをきれいに洗い流します。
クレンジングはなるべく1分で完結することを目安に、肌に刺激を与えないよう指先で優しくなでるようにしてメイクを落としましょう。メイクをきれいに落とすには、肌にクレンジングがなじみメイクが浮き上がるのを鏡で確認してから洗うと、洗い残しが気になりません。
なお、しっかりめのポイントメイクは、はじめに専用のリムーバーで落としてからクレンジングの順で行ってください。
2:洗顔
クレンジングの後は洗顔を行います。洗顔では、先に手と顔をぬるま湯で濡らしてから洗顔料をしっかり泡立て、片手いっぱいくらいの量になったところで顔全体に乗せます。
洗顔をする際は額から鼻へ、鼻からあごへ、あごから頬へというように、皮脂の多いところから順に泡で汚れを吸着するイメージで円を描きながら優しく洗いましょう。
この工程を1~2分で行うことを目安に、最後は泡が完全に流れるまでぬるま湯で丁寧にすすげばOKです。
3:化粧水
洗顔で顔が濡れた状態のままでいると顔の表面にある水分まで蒸発されてしまうため、洗顔後は素早く化粧水で肌に潤いをチャージします。
化粧水は500円玉大の量を目安に、手のひらに乗せて顔全体を包みこむように、両手を使って優しく丁寧になじませましょう。
4:乳液&クリーム
化粧水で肌を整えた後は、肌に与えた潤いをしっかりキープするために、乳液またはクリームを塗って肌のバリア力を高めます。
乳液またはクリームを塗る際は、肌の状態に合わせて皮脂の多い部分には薄くのばし、また乾燥している部分にはしっかりめに塗るようにします。
ニキビや吹き出物が出ている場合は、肌荒れを防ぐアミノ酸を含む乳液や敏感肌用の乳液などを使用するのもよいでしょう。
まとめ
急に肌質が変わったように感じたり生理前に吹き出物が出だしたりしたら、それはゆらぎ肌の症状の出始めかもしれません。一時的に肌の状態が悪化するゆらぎ肌は、肌のバリア機能が低下してさまざまな肌トラブルを招きます。
ゆらぎ肌の症状は一時的ですが、適切なスキンケアをしなければ症状が長引く場合もあるため、それぞれの肌の状態に合わせたスキンケアで早く解消することを目指しましょう。
また、ゆらぎ肌の症状が出ているときは、ゆらぎ肌対策のスキンケアだけでなく、ストレスをためこまない生活や睡眠時間の確保、栄養バランスのよい食事を心掛けることも大切です。