頭皮マッサージで髪の悩みを解消!肩・目の疲れ、顔のたるみにも

ヘアケア
頭皮マッサージする女性

年齢を重ねると気になってくる、髪の悩み。
髪の悩みには髪の毛自体のケアに目が向きがちですが、いくら髪の毛を丁寧にケアしていても、土台である頭皮が健康でなければその効果も半減してしまうもの。
実は、健康かつ綺麗な髪の毛を保つには頭皮のケアが重要なのです。

今回のコラムは、『髪の悩みを解消する頭皮マッサージ』です。

頭皮マッサージは髪の悩み以外にも顔のたるみや肩凝りにも効果があるとされていますので、髪だけでなく顔や体の悩みも一緒に解決できればと思います。
是非試してみてくださいね。

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こんな悩みは髪と体のヘルプサインかも

髪を気にする女性
  • 最近髪の毛が細くなってきて、トップや全体のボリュームが気になるようになった
  • ドライヤーで髪の毛をセットしても、どうしてもうねりが出てきてしまう

というような髪の毛に関する悩みはありませんか?
このまま放っておいてしまうと抜け毛の原因にもつながるなど、どんどん悩みの種は大きくなってしまうばかりです。

  • デスクワークでパソコンに向かう時間が長く、肩や首の凝りが中々取れない、目の疲れや痛みがつらい

といった体の悩みや、

  • 毛穴や頬のたるみが気になる

という顔のたるみに悩みがある方も、是非こちらのコラムを参考に頭皮のケアをしてみてください。

リラックス効果や筋肉がほぐれる気持ちよさを感じながら、毎日続けることでこれらの悩みが解決できるかもしれません。

頭皮マッサージでほぐす3つの筋肉

頭皮マッサージでほぐす3つの筋肉

頭にある筋肉は、前頭筋側頭筋後頭筋の3つ。その他、筋肉のない帽状腱膜という部分があり、これらの筋肉は重たい頭を支える役割があります。

とくに、スマホやパソコンなどの画面を見る時間が長い、仕事などでも長時間同じ姿勢をとる、という方は血行が滞って凝り固まりやすくなるものです。

何より頭の筋肉は、表情筋や体の筋肉のように自力で動かしてストレッチが出来ません。顔のたるみや体型とは違い、わかりにくいものだからこそ、意識してほぐしてあげることが大切です。

頭皮の凝り固まり、血行が悪くなると起こる髪への影響

血行が悪くなると起こる髪への影響

では、頭皮の血行が滞ったり、凝り固まったりすることでどのような影響が起こるのでしょうか。

抜け毛や細毛によるボリュームダウン

血液には酸素や栄養素を運ぶ役割があるため、血液の巡りが悪くなってしまうと
頭皮や髪に必要な栄養が十分に届かなくなります。

そのため、毛根などへの栄養不足によって髪がやせ細ってしまったり、抜け毛が起こってしまったりする原因となるわけです。

うねり・クセ毛の原因に

頭皮も年齢を重ねることにより、顔と同じようにハリが失われてたるんでくるようになります。
そうすると、本来は柔らかくある程度厚みのある頭皮も、下にたるんでいくにつれて薄く、硬くなっていくのです。頭皮が硬くなると血行も悪くなるため、これもまた頭皮と髪の栄養不足につながります。

また、頭皮がたるむことによって、毛穴も所謂「たるみ毛穴」のような状態になります。丸に近かった毛穴が楕円に垂れ下がるなどと毛穴の形が変わることによって、そこから生える髪の毛もうねってしまうようになるというわけです。

そして頭皮は顔ともつながっているわけですから、頭皮のたるみは顔のたるみにも影響してしまいます。

頭皮マッサージの方法

では実際に、頭皮マッサージをしてみましょう。

前頭筋(生え際)のマッサージ

前頭筋(生え際)のマッサージ

髪の生え際、額にそって両手の指を置いていきます。親指はこめかみ、小指はちょうど額の中央にあたる位置です。

軽く押しながら、頭頂部に向かってゆっくりと押し上げていきます。その状態で数秒キープして、元の位置に指を戻して力を抜きます。これを3~5回ほど繰り返していきましょう。

頭皮を押し上げたときに、数秒そのままの状態でキープするのがポイントです。

側頭筋、後頭筋(こめかみ~うなじ)のマッサージ

側頭筋、後頭筋(こめかみ~うなじ)のマッサージ

耳の周りを包み込むように指の腹を置いて、じっくりと数秒かけて押していきます。痛くなるほどには力をいれず、気持ち良いと思う程度で止めましょう。

数回繰り返したら、今度は同じ指の位置でくるくると円を描きながらもみほぐします。ゆっくり3回ほどもみほぐしたら、逆回りにも繰り返します。

親指が届けば、うなじの生え際、首の骨を挟んだ左右のあたりにツボがあるので、一緒に押すと気持ち良いですよ。後頭筋のもみほぐしにもなるのでおすすめです。

帽状腱膜(頭頂部)のマッサージ

帽状腱膜(頭頂部)のマッサージ

鼻から頭頂部を結んだ中心のラインを挟むように、両手で頭を包み込みます。そのまま指の腹を使ってゆっくりと頭頂部に向けて頭皮を持ち上げ、数秒キープ。これを5回ほど繰り返します。

この場合も、頭皮を持ち上げてすぐ指を離さずに数秒キープするのがポイントです。

仕上げはタッピング

タッピング

最後に、両手の指を使って頭皮全体をやさしくつかむようにしてタップするのを繰り返していきます。

ツボも押さえてより効果的に

頭の筋肉をほぐす頭皮マッサージと一緒に、血行の促進や眼精疲労の回復などの効果があるツボも押さえることで、より効果の実感が期待できます。

ここでは簡単に4つのツボをご紹介します。

① 百会(ひゃくえ)

百会(ひゃくえ)

百会は、頭頂部の真ん中に位置しています。
カチューシャをかけるように左右の耳をつないだラインのおおよそ真ん中です。

・脱毛予防
・自律神経の調節、リラックス効果
・疲労回復
・めまい、立ち眩み

② 天柱(てんちゅう)

天柱(てんちゅう)

うなじの生え際、首の骨の真ん中にくぼみがあります。そこを挟んで左右にある僧帽筋という筋のような筋肉の上に位置します。

・眼精疲労、目の不調
・肩凝り
・血圧安定

③ 風池(ふうち)

風池(ふうち)

天柱より指一本分外側にあるくぼみの部分です。

・血行促進
・肩凝り、首の疲れ
・ストレス解消

④ 角孫(かくそん)

角孫(かくそん)

こめかみの斜め後ろ、耳のおおよそ真上にあります。指を当ててみた状態で口を開け閉めしたときに、くぼみを感じる部分です。

・抜け毛予防
・眼精疲労
・頭痛

最後に

頭皮マッサージの際には蒸しタオルやお風呂などで頭を温めながら行うとよいでしょう。血行がより促進されるだけでなく、皮脂などの毛穴汚れにも効果的です。

その際におすすめしたいのが、頭皮にも髪にも負担をかけないシャンプー・トリートメントや、ダメージを補修し髪を守るトリートメント。頭皮マッサージでしっかり土台を整えた上で使うと、より美髪の効果が実感できるかと思います。

オススメシャンプートリートメントは⇒こちら


髪の毛のクセや年齢による髪の悩みがあるのなら、まずは頭皮マッサージから始めてはいかがでしょうか?
1日に長時間行うのではなく短時間でも毎日習慣として続けていくことで、健康な髪はもちろん、たるみの予防も期待できますよ。

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この記事を書いたライター
サビーナウェルネスマガジン 編集部

サビーナ自然化粧品 美容部員によるメディア「美肌コラム」の編集部です。スキンケアやヘルスケアなど、肌に良い事、美肌、エイジングケアに関する事について様々な観点から記事を書き発信しています。