漢方入浴剤で肌荒れ改善!身近な材料で手作り入浴剤を作ろう

ヘルスケア
お風呂入浴剤のイメージ

皆さんは漢方入浴剤を使われた事ありますでしょうか。

入浴剤は普段使われているという方でも、漢方の入浴剤というと知らないと言われる方も多いかもしれませんね。

実はこの漢方入浴剤、冷え性や疲労回復、神経痛や肩こり、腰痛にきくだけでなく、肌荒れ、しっしん、にきび、アトピー、かさかさ乾燥肌など色々な効果があるんです!

しかも身近な材料で自宅でも作れちゃうんですよ!

今日はそんな漢方入浴剤について書いていきたいと思います。

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そもそも漢方とは?

漢方の写真

そもそも漢方自体に馴染みの無い人もいるかもしれませんね。
過去のコラムでも数回紹介していますが、実は漢方というのは日本独自の薬なんです。
発祥は中国ですが、中国や韓国で使われる薬とは違い、日本で進化したもの。
心と体の両面から治療するという薬です。

もともと西洋医学は、病気は全てウィルスによるものという考え方で進化してきた為、抗生物質などのウィルスを弱らせたりやっつける薬が主流です。

しかし漢方を始めとする東洋医学は、心と体を正常な状態にして免疫力を高めて治療するという考え方が基本にあります。

どちらが正しいという事では無いのですが、こう聞くと少し興味がわいてきませんか?

そんな漢方を利用した入浴剤。浸かるだけで心身共に健康になりそうですよね?

漢方と生薬の違いって?

漢方と生薬の違い

よく生薬湯という表記も耳にする事がありますが、漢方と生薬は同じものなのでしょうか?

実は漢方と生薬は明確に区別されています。

Wikipediaによると、

生薬漢方医学以外にも、民間薬として単独で使用する機会もあるが、漢方薬は複数の生薬漢方医学の理論に基づいて組み合わせた処方で配合比率も厳格に決められており決して同一ではない。

引用:Wikipedia

という事。ようするに生薬は漢方薬の材料となるもので、漢方薬は生薬を調合した薬という事なんですね。

化粧品で言うと、生薬は成分で、漢方薬は化粧品、みたいなイメージでしょうか。

手作り漢方入浴剤の作り方

手作り入浴剤

最初にお伝えしたように、漢方入浴剤は自分で作ることもできます。
実は「漢方入浴剤」でネット検索しても、これ良さそう!というものはあまり出てきません。(個人的感想ですが、、)

なのでこの際手作りしてしまった方が早いよね!という考え方です。

ようするに好みの生薬をブレンドすれば漢方になるので、それを入浴剤として使えば良いわけです。ただ漢方薬となると厳格に配合比率とかが決められているので、自分で適当にブレンドしたものを服用したりするのは止めましょうね

作り方①必要な効果・効能をもった生薬をセレクトする

冷え性なら「よもぎ」や「生姜」、乾燥による痒みには「カミツレ」や「桃の葉」など、気になる悩みによって生薬をセレクトしましょう。

作り方②木綿やガーゼの袋に生薬を入れる

セレクトした生薬を50~200gほどに混ぜて、木綿やガーゼの袋に入れます。一度に複数作っておいて、使いたいときに小分けで使うようにすると便利です。

作り方③袋に入れた生薬を入れたお鍋でお湯を沸かす

鍋に小分けにした生薬と水を入れて火にかけ、15分ほど沸騰させます。
この時、香りの良い生薬を入れる場合は沸騰させすぎると香りが飛んでしまう為、5分程度の沸騰にしておきます。

作り方④沸かした漢方湯をお風呂に溜めたお湯に混ぜる

お湯が沸いたら、同時に溜めておいた湯舟のお風呂に混ぜて終了です。
後はゆっくり湯舟に浸かって、疲れを体を癒してください♪

漢方入浴剤の効果とは?

入浴する女性

漢方入浴剤の効果は、入れる漢方によって変わってきます。ここでは悩みに応じて入れると良い生薬をご紹介しておきます。普段の生活にあるようなものでもしっかり生薬として使う事ができるので、色々試してみてもおもしろそうですね。

これからご紹介する生薬は何れも手軽に入手できるものです。
身近にあるものから、ネット通販で購入できるものなので、ぜひ試してみてください。

ヨモギ

代表的な生薬のヨモギ。効果はアトピー、冷え性、疲労回復などにききます。美肌にも良いと言われて、香りも良く、入浴剤としてもオススメです。

カミツレ

カモミールというと一般的かもしれません。香りも良いので入浴剤としてとてもオススメです。肌荒れ、リラックス効果などがあります。

ローズマリー

こちらも有名な植物ですね。頭痛や筋肉痛、関節痛などを和らげたり、冷え性、むくみなどにもききます。また、抗酸化作用をもっているので、お肌のエイジングケアには最適ですよ。

桃の葉

生薬として有名な桃の葉。あせも、肌荒れ、乾燥などをケアしてくれます。

生姜

生姜を乾燥させて細かく砕いて利用します。体を温める効果があります。冷え性、胃腸にも良いです。入浴剤としてだけでなく、お茶などに入れて飲む事もできますよ。

ビワの葉

入浴剤だけでなくお茶としてもよく飲まれています。うがい薬にしたりする事もあります。肌荒れだけでなく、生活習慣病、咳、鼻づまりなどにも効果があります。

ミカン

使うのはミカンの皮です。ミカンの皮をそのまま浴槽に浮かべても良いですが、皮を天日に干して乾燥させ、風通しの良い所で保管しておいたものを細かくして、布袋などに詰めて使う方がオススメです。
血行不良、冷え性、肌荒れなどに効果がありますが、過度な敏感肌の方は使わない方が良いかもしれません。

漢方入浴剤の注意点

漢方調合

漢方入浴剤を手作りされる場合は、使う量に注意しましょう。調子にのって入れすぎないようにしてくださいね。

最後に

美肌の為に何かとお世話になる事の多い漢方。
薬にお茶に、入浴剤にと色々使い方も多く、色々試してみたくなっちゃいますよね。漢方をスキンケアに用いる方法もあるらしいですよ。
次回は漢方スキンケアについても調べてみたいな~と思います。

それでは本日はここまで!See you~♪

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この記事を書いたライター
サビーナウェルネスマガジン 編集部

サビーナ自然化粧品 美容部員によるメディア「美肌コラム」の編集部です。スキンケアやヘルスケアなど、肌に良い事、美肌、エイジングケアに関する事について様々な観点から記事を書き発信しています。