話題のNMNとは？50代から始めたい健康寿命を延ばす秘訣

ヘルスケア2022.1.14（更新日2022.1.20）

今話題のNMNをご存じですか？

ニコチンアミド・モノヌクレオチド、略してNMN。

アメリカのワシントン大学医学部の今井教授によって、NMNの人に対しての有効性を見る研究が行われています。

それによると、NMNを飲んだマウスでは明らかに抗老化効果が見られたとのこと。つまり老化を抑え、寿命を延ばす成分として今NMNが注目されているんです。

いつまでも若々しく、長生きしたい！でも寝たきりは嫌！という人が大半だと思いますが、このNMNを服用すれば、健康のまま長生きも可能！かもしれませんよ。

というわけでこの記事ではNMNについて詳しく調べていきたいと思います！エイジングケアに興味のある人はぜひ最後までご覧ください。

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NMNとは

NMNはビタミンB3からつくられる化学物質です。実は2016年に発表された論文で世界的に注目を集めるようになりました。

1年間マウスにNMNを飲ませたところ、17か月齢（人間でいえば60代相当の年齢）でも代謝が保たれ、中年太りせず、動作も活発なまま、骨格や内臓においても加齢に伴う遺伝子変化が抑えられた、というから驚きです。

また、目の網膜機能・骨密度や免疫細胞などの老化抑制効果もみられたとのこと。さらにさらに、認知機能の回復や海馬の回復といった効果もあるなど、本当に今後が期待される物質です。

NMNは体内に入ると、長寿遺伝子であるサーチュイン遺伝子を活性かする物質に変換されます。

通常このサーチュイン遺伝子は眠っていて、活性化させることができると生物の寿命が延びるといわれています。具体的にいうと、通常私たちの体を構成している細胞は、細胞分裂が止まると死滅していき、死滅した細胞が増えると老化が進むという構造になっています。

しかしサーチュイン遺伝子には細胞を強くしたり、活性酸素を除去して細胞を若々しく保つ働きがあるため、いかにこの遺伝子を活性化させるかが抗老化のポイントとなるわけです。

実際にNMNを摂取することで、人体にどんな好影響があるのでしょうか？具体的にみてみましょう。
ちなみに以下でご紹介するのは、NMNの効果というよりは、サーチュイン遺伝子を活性化した際の期待効果となります。

・抗酸化作用
・抗老化作用
・がんの抑制
・動脈硬化改善
・高血圧改善
・メタボリック症候群改善
・脂肪肝改善
・糖尿病改善
・心筋梗塞のリスク低減
・認知症改善
・新陳代謝向上
・しわやたるみの軽減
・神経疾患
・眼疾患

NMNの摂取に関しては、点滴で直接投与したりといった方法も確立されてきていますが、手軽に摂取できて副作用の少ないサプリメントがおすすめです。

食事からNMNの摂取することもできるのですが、ごく微量しか含まれていないため、1日に200mg摂取するためには到底食べきれないほどのブロッコリーや枝豆を食べる必要があり、現実的ではありません。

また、NMNと一緒にレスベラトロールを飲むことでも効果が高まると言われています。

さらに摂取する年齢ですが、若いうちは摂取してもあまり意味がないと言われており、50代くらいから使うのがよいとのこと。摂取量は1日250mg・効果が実感できるのは10週間程度服用してからとされています。

そして飲むタイミングは朝・午前中が◎とのことです。