スキンケアは夜だけでよい？おすすめのスキンケアの方法

きれいな肌をキープするためには、毎日のスキンケアが欠かせませんよね。紫外線や外気の汚れ、乾燥などのダメージを受けた肌は、夜にしっかりとお手入れして、いたわってあげましょう。

実は、夜と朝のスキンケアには目的や方法に違いがあるのをご存じでしょうか。そこで今回は、夜のスキンケアの目的や方法、夜とは違う朝のスキンケア方法などについてご紹介します。

スキンケアの正しい方法を知りたい人も「普段行っているスキンケアって合っているの？」と疑問に思っている人も、ぜひ参考にしてみてくださいね。

夜のスキンケアの目的

汚れを落とすこと、そしてうるおいを与えて肌を守ることが夜のスキンケアの目的です。じっくり丁寧なスキンケアをして、肌を健やかな状態で休ませましょう。

汚れを落とす

1日過ごしたあとの肌は、メイクに皮脂や外気の汚れなどが混ざり合った状態です。その日のうちにメイク汚れや皮脂汚れを落とし、肌をきれいな状態にしましょう。

メイクを落とさずに寝るのはもちろんNGです。シミやくすみなどの原因となってしまいます。また、汚れを落とす際に使うクレンジングや洗顔料をきちんと流すことも大切です。

メイクや汚れが残った状態は肌に悪影響を与えますが、反対に洗いすぎるのもよくありません。クレンジングや洗顔の際は、刺激を与えないよう力を入れずに短時間で済ませることもポイントです。

肌に汚れが残っていると、栄養が吸収しにくくなります。メイクや汚れを落として肌をまっさらな状態にすることは、あとに続くスキンケアに欠かせません。

肌をうるおす・守る

健やかな肌や強い肌をつくるには、保湿が大切です。肌が乾燥するとバリア機能が低下するため、刺激によるダメージを受けやすくなってしまいます。肌の汚れを落とした後は、早めにうるおいを与えましょう。

日中は紫外線や外気の汚れ、花粉などによる刺激を受けているため、肌を回復させる必要があります。寝ている間は肌の新陳代謝を促進する成長ホルモンが分泌されます。寝る前にしっかりと栄養を与えて保湿することで、肌の修復をサポートしてくれます。

夜の保湿ケアをきちんと行うことで肌のバリア機能が回復し、翌朝の肌のコンディションが整いやすくなります。寝ている間に乾燥してしまうこともあるため、朝までうるおいを維持できるように夜はしっとりする保湿アイテムを使うのもおすすめです。

夜のスキンケアのやり方

夜のスキンケアではさまざまなアイテムを使います。アイテム別にスキンケア方法を見ていきましょう。

クレンジングでメイクや皮脂汚れを落とす

メイクした日や日焼け止めを塗っている場合は、クレンジングを使って汚れを落とします。適量を手に取って顔にのせて、クルクルと円を描くように伸ばしながらメイクとなじませていきます。指の腹を使ってやさしく肌に触れるのがポイントです。

全体にクレンジングがなじんだら、ぬるま湯でしっかり洗い流します。マスカラやアイライナー、リップなどは、専用のリムーバーを使って事前に落として肌への負担を減らしましょう。

洗顔で洗い残しや角質の除去する

洗顔料を使ってクレンジング後にダブル洗顔して、落としきれなかったメイク汚れや古い角質を落としていきます。顔をぬるま湯で予洗いし、洗顔料でたっぷりの泡をつくります。弾力のあるきめ細かい泡をつくることで、洗顔時の肌への摩擦を防げます。

つくった泡を使ってやさしく包み込むように洗いましょう。皮脂の多い額や鼻、あごから始めて、そのあと頬や目元、口元へと移動していきます。最後はぬるま湯で洗い流します。フェイスラインや小鼻のまわりなどに洗顔料が残らないよう、しっかりと流しましょう。

化粧水で肌をうるおす

化粧水をつけて肌をやわらかくほぐしていきます。化粧水で肌をうるおして、キメを整えましょう。

適量を手のひらにのせ、頬や額において手のひらを使って顔の内側から外側へと伸ばしていきます。やさしいタッチでなじませ、ムラなく細かな部分まで丁寧につけていきます。目のまわりのくぼみや小鼻のまわり、口元なども忘れずにつけましょう。
コットンを使用する場合も力を入れず、たっぷりの化粧水を使って摩擦を起こさないようにすることが大切です。

乳液や美容液で保湿する

乳液や美容液には水溶性と油溶性の保湿成分が配合されています。水分や保湿成分を与えてしっかりと保湿しましょう。保湿、美白、シミ・シワ対策、たるみ・ハリケアなどの目的に合った美容成分が含まれた美容液をプラスすることで、集中ケアを行えます。

適量を手に取って体温で温めてから肌につけると浸透しやすくなります。また、やさしく塗るのもポイントです。乾燥が気になる部分には重ね付けしましょう。

クリームで油分を補う

肌に入れた水分や保湿成分が逃げていかないように、最後にクリームを塗ってフタをします。クリームには油分が多いため、乳液などと比べると長時間うるおいが保てます。

適量を取り、顔になじませましょう。かためのクリームであれば、一度手のひらで温めるとやわらかくなり、肌になじみやすくなります。寝ている間に集中してケアをしたいなら、夜用クリームを取り入れているのもおすすめです。

夜だけではなく朝のスキンケアも忘れずに！

朝もスキンケアは必要です。肌の汚れを落とし、保湿して肌のコンディションを整え、UVケアを忘れずに行いましょう。

洗顔・化粧水・美容液などで肌の状態を整える

まずは寝ている間にかいた汗や分泌された皮脂、肌に付着したホコリなどを取り除くため、洗顔します。不要な皮脂や汚れを落として肌トラブルを防ぎましょう。

洗顔後は化粧水や美容液などで保湿します。朝にしっかりと保湿して乾燥を防ぐことで、ツヤのある肌をキープできます。花粉やホコリ、エアコンによる乾燥などの刺激から肌を守るためにも、保湿して肌のバリア機能を高めましょう。朝は時間がないという人は、オールインワンジェルなどの時短アイテムを取り入れてみるのもおすすめです。

メイク前の肌の状態がよくないと、ファンデーションなどのメイクくずれの原因にもなりかねません。保湿して肌のコンディションがよい状態だと、メイクもちもよくなりますよ。

最後にUVケアで仕上げる

紫外線は肌の天敵です。肌の日焼け、乾燥、シミ、そばかすなどの肌トラブルを引き起こし、肌が老化する原因にもなります。季節や天気に関わらず、1年を通して紫外線の影響はあります。

朝のスキンケアにおいては、UVケアを毎日の習慣にしましょう。日焼け止めはもちろん、日焼け止め効果のある化粧下地を塗ってもOKです。季節やシーンに合わせて、適切なSPF値やPA値のものを選びましょう、

UVケアアイテムは適量を使うのがポイントです。指の腹を使ってやさしく、顔全体に伸ばします。ムラがないよう、そして細かい部分の塗り忘れがないよう丁寧に塗りましょう。

まとめ

夜のスキンケアでは肌の汚れを落として、保湿をするのがポイントです。今回紹介したアイテム別のスキンケア方法を参考にして、毎日コツコツとお手入れしましょう。

目的や使うアイテムに違いはありますが、朝と夜のどちらもスキンケアは必要です。朝のスキンケアでは、汚れを落としたり保湿したりすることに加えてUVケアも欠かせません。

夜は1日を通して疲れた肌をいたわり、朝は1日を気持ちよく過ごせるように肌のコンディションを整えましょう。