年齢別美肌の秘訣紹介!ヒアルロン酸・コラーゲン・エラスチン美肌3大成分を知ろう
美肌3大成分として有名な、ヒアルロン酸・コラーゲン・エラスチン。
3大と言われるくらいなので、美肌を維持するためには必要な成分だということは分かりますが、実際どういった役割があるのでしょうか。
また、どのように美肌に関係しているのでしょうか。
実は美肌であるために重要なのは、どれか一つではなく、全ての相互関係で成り立っています。この記事では、知っておくと意外とためになる3大美肌成分と美肌の関係性についてお伝えしております。
最後に年齢別の美肌の秘訣も書いていますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
この記事でわかること
・3大美肌成分の役割
・若々しく美肌を保つ秘訣
そもそも3大美肌成分とは?
3大美肌成分と呼ばれている、ヒアルロン酸・コラーゲン・エラスチン。
どれも肌になんとなく良さそうなイメージがあったり、化粧品にもよく配合されているので知っている人は多いと思います。でも肌に対してどういった役割を担っているかまで知っている人は、意外と少ないかもしれませんね。
まず、これらの美肌成分が化粧品に配合される場合、基本的には肌の水分を逃がさないための、保湿の役割で配合されます。肌内部に存在しているこれらの成分は、その量が多ければ多いほど、若々しい肌になると言われていますので、化粧品で補給すれば増えるのではと思いがちですが、そこまで単純ではありません。
しかし理論上は、これらの美肌成分が減らなければ、肌は衰えない!ということになります。
だから私たちはせっせと化粧品やサプリなどで補給しているわけですね。
めちゃくちゃつなたい図ですけど、ざっくり分かりやすく説明するために作成しましたので、以下をご覧ください。
分かりやすく3大美肌成分を知ろう
上記の図は、肌の断面図を拡大したものです。表皮が外側で、その内側が真皮という層になります。コラーゲン・ヒアルロン酸・エラスチンは私たちの肌の真皮層に存在する成分です。この3つの成分が関係しあっているおかげで、私たちの肌は、ハリや弾力があり、うるおいあふれる状態を保つことができます。
また、これらの成分を生み出す細胞が、繊維芽細胞というわけです。
ひとつずつ説明していきましょう。
網目状に存在しているのがコラーゲンです。皮膚を支えると同時に潤いの元であるヒアルロン酸を閉じ込める役割を担っています。つまり肌のハリはコラーゲンによって支えられています。
ヒアルロン酸はゼリーのような物質で、水分を蓄えているため、ヒアルロン酸が多いほどうるおい豊かな肌となります。みずみずしい肌には、ヒアルロン酸は必須の成分です。
コラーゲンの結び目に存在するエラスチンは、コラーゲン同士を繋ぐ役割があります。エラスチンがあるおかげでコラーゲンが繋がれており、肌内部のうるおい(ヒアルロン酸)が保持されているわけです。また、とても弾力のある物質なので、エラスチンが多いと肌に弾力が生まれます。
繊維芽細胞は、肌内部の美肌成分などを生み出す細胞です。つまりこの繊維芽細胞が存在しないと、コラーゲンやヒアルロン酸といった美肌成分が生み出されなくなってしまいます。年齢と共に繊維芽細胞の働きは弱くなってしまいます。
いかがでしょうか。ここまででなんとなくでも分かっていただけたかと思います。
つまり、この真皮構造のうち、どの美肌成分が欠けてもダメ
しかしながら、加齢とともに美肌成分や繊維芽細胞が減ってしまい、その結果として乾燥したり・ハリがなくなったり・弾力がなくなってしまうわけです。
美肌成分の構造を例えるならば、鉄筋ビルを建てる時の柱・セメント・鉄骨をイメージするとわかりやすいかもしれません。
年齢に負けない、美肌を保つ方法
肌の構造と各成分の役割を知った次は、どうすればその成分が保持できるのか、または増やせるのか、についてお話していきたいと思います。
これに関しては大きく分けると以下の方法が考えられますので、それぞれ説明いたします。
①肌に塗って増やす
②サプリメントを飲んで増やす
③できるだけ減らさないようにする
①肌に塗って増やす
まずは肌に各種美肌成分を塗って増やそうとする方法です。さらに細かく分けると以下があります。
3大美肌成分を塗って増やす
コラーゲン・ヒアルロン酸・エラスチンといった成分が配合されたスキンケア化粧品を肌に塗ることで増やそうとするやり方です。
誤解のないようにお伝えすると、残念ながらこれらを肌に塗るだけで、内部の美肌成分が十分増える!というわけではありません。しかし、③できるだけ減らさないでもお伝えいたしますが、こういった保湿成分が配合された化粧品を継続的に使うことで防げるのが乾燥です。
乾燥を防ぐということは、美肌成分が減るのを助けてくれるため、スキンケア化粧品の役割は非常に大事な部分となるわけです。
繊維芽細胞を活性化させて増やす
繊維芽細胞を活性化するという効果がうたわれている、ヒト幹細胞培養液コスメ。こういったコスメを肌にぬることで、繊維芽細胞が活性化すると言われています。しかし、幹細胞系のコスメは相性もあるため、みんなこのアイテムを使えば間違いない!といったものではありません。
基本的には試してみて、使用感が良ければ使い続けてみることをおすすめします。しかし幹細胞系のコスメで効果を感じやすいのは、40代~50代以上と言われています。早めに取り入れておきたい方は35歳くらいから使っている人もいますが、それより若い方は効果を感じにくい可能性がありますので、無駄な買い物にならないよう注意しましょう。
②サプリメントやドリンクで飲んで増やす
サプリメントを服用することで、繊維芽細胞を活性化させることができます。しかしコラーゲンやヒアルロン酸といったサプリは、飲めば飲むほどよいというものではないため、注意しましょう。
例えばコラーゲンは飲み過ぎるとニキビができたり、糖質と結びついて糖化してしまう恐れがあります。また、ヒアルロン酸サプリを飲んだら実際に肌のヒアルロン酸が増えた、という実例は現時点ではないようです。
そのためサプリメントは、あくまで健康効果として足りない栄養素を補うという目的で服用しましょう。
③できるだけ減らさない
実は一番重要な部分がここです。
美肌成分や繊維芽細胞は、さまざまな要因によって減少速度を速めてしまいます。そのため、以下のような刺激はできるだけ少なくすることが一番大事。
・洗顔のやりすぎ
・乾燥
・紫外線
・ストレス
・タバコなど
中でも乾燥と紫外線対策は必ず毎日・季節に限らず行うようにしましょう。
また、栄養バランスのとれた食事や適度な運動も効果的です。しかし食事だけで毎日必要な量の栄養素をとるのは大変なので、サプリメントを併用するようにして、効率的に美肌を維持しましょう。
年齢別美肌を保つ秘訣とは?
ここまでで説明したとおり、肌の内部構造は各美肌成分と細胞のバランスで成り立っています。それと同様に、美肌を保つ秘訣も、先ほどの①から③どれか一つをすればよいというわけではなく、それぞれをバランスよくとりいれることで効果が期待できます。
そのことをしっかり知ったうえでエイジングケアを行うことは、知らずに行うよりも効果があります。
ぜひ、本日の内容を理解してエイジングケア・美肌ケアに活かしていきましょう。
それでは最後に、今日の内容まとめと共に、美肌の秘訣をご紹介しておきたいと思います。年齢によって美肌を保つ秘訣は変わってきますので、各年齢ごとに知っておきましょう!
10代~20代美肌の秘訣
10代~20代の肌には、美肌成分が豊富に存在します。一般的には20代をピークに減少してしまう美肌成分。そこでこの年代では、減らさないケアが重要です。以下を意識してケアしていきましょう。
・日焼け止めは毎日欠かさない
・スキンケアは過度にやりすぎない
・ゴシゴシ洗顔で必要以上に皮脂を落とさない
・20代では保湿ケアを意識しておきましょう
30代美肌の秘訣
30代は美肌成分が減り始める年齢です。20代の減らさないケアは継続しつつ、保湿をさらに意識して行いましょう。
コラーゲンやヒアルロン酸を意識して取り入れるのもよいのですが、必要なのは保湿です。そのため、この年代におすすめなのがセラミド。セラミドは真皮より外側の角質層に存在する成分で、こちらも年齢と共に減少します。
減少すると肌から水分が蒸発しやすくなってしまうため、30代では積極的に取り入れていきましょう。角質層という肌の一番外側にある成分のため、セラミドは化粧品でもケア可能です。
ただしセラミドにも種類があり、種類によっては意味があまりない場合があります。セラミドについて詳しく知りたい方は以下で説明していますので、ご覧ください。
40代~50代美肌の秘訣
40代~50代以降の方は、これまでのスキンケアも行いつつ、幹細胞系のコスメを取り入れていきましょう。働きが弱くなってしまった幹細胞を活性化させて、コラーゲンやヒアルロン酸を生み出すケアが必要になってくるためです。
また、以下のようなサプリメントを併用し、体の内側から若々しくあれるようにしていきましょう。あわせて有用なコスメ成分もご紹介しておきます。
◆サプリメント
・ビタミンC
・コラーゲン
・ヒアルロン酸
◆コスメ成分
・ヒト幹細胞培養液
・プラセンタエキス
・プロテオグリカン
・EGF/FGF
最後に
いかがでしたでしょうか。今日はあくまで美肌のための考え方を書かせていただきました。さまざまな美容方法が存在する現代ですが、新しい情報ばかり気にしていると、情報に振り回されてしまいます。
そういったことを無くすためには、肌や皮膚と各成分についての知識をしっかり持つことが重要です。
何が大事かを見極めて、芯のある美容方法で美肌を実現していきましょう!
参考サイト