スキンケアには水も大事!「弱酸性水」で洗顔!驚きの美肌効果とは…
スキンケアといえば化粧水や美容液、乳液にクリームなど基礎化粧品を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
しかし、スキンケアは毎日の洗顔から始まっています。「肌をこすらないように」「泡で洗うように」といった洗顔方法は今となっては常識ですが、実は美肌の人は洗顔に使う水にも気を使っています。
そこで今回は、スキンケアにおいて基礎化粧品の前段階である洗顔やブースターとしても使える『酸性水』の効果についてご紹介していきたいと思います。
酸性水とは
酸性水かどうかというのは、水溶液中の水素イオンの性質をあらわす単位である “ pH値 ” によって判断されます。
この性質とは大きく「酸性」「中性」「アルカリ性」の3つに分かれています。アルカリ性の水であるアルカリ水というのは、飲料用としてよく目にするのではないでしょうか。
この3つの性質を分けるためにはpH値7.0が基準とされています。pH7.0が中性、これより低い数値ではアルカリ性となり高い数値では酸性となります。
この酸性の中でも、通常スキンケアなどに使用されるのはpH4~6の弱酸性水となります。pH2~3などの水は酸性および強酸性とされており刺激が強く、スキンケアには向いていません。
酸性水の主な用途
酸性水にあるとされる主な効果は、「洗浄作用」や「収斂作用」です。
洗浄作用により食器やグラス、眼鏡の洗浄にも適しているとされています。酸性水の中でも弱酸性ではなく酸性の水を使用すると、台所用品の付け置きなどにおいて除菌効果も得られるといいます。
また、収斂作用の効果は料理にも活用できます。
酸性水にはものを引き締める効果があるため、うどんや素麺、冷麦などを茹でる際に使用すると麺がグッと引き締まり、コシのある麺に仕上がります。
麺好きにはたまりませんね!
さらに生野菜のサラダの洗浄にも使うと、シャキッとした食感になるようです。
これらの洗浄作用および収斂作用は、肌に置き換えてもかなり有用的です。 ということで、ここからは本題のスキンケアとしての主な用途や効果についてご紹介していきます。
スキンケアにおける効果について
肌と同じ弱酸性で優しい
先ほどもご紹介しましたが、酸性水の中でもスキンケアに主に用いる弱酸性水のpH値はおよそ4~6となります。
これは肌と同じpH値である弱酸性なので、基礎化粧品を選ぶのが難しいという敏感肌の方にもおすすめです。
次にご紹介しますが、 弱酸性水には殺菌効果があります。とはいえ殺菌効果といわれると、「肌に刺激があるのでは?」と思う方もいますよね。
しかし 弱酸性水には残留性がなく、使用後にも肌に刺激物は残りませんので安心してお使い頂けます。
殺菌効果
弱酸性水には殺菌効果があり、弱酸性の水においては肌に支障がない程度の優しい殺菌効果を発揮してくれるといいます。
この殺菌効果が肌にどのような効果を与えてくれるかというと、にきびや吹き出物といった肌荒れを防いでくれるのです。
というのも、肌荒れが悪化するきっかけとしては、外部からの刺激や菌が入ってしまうところにあります。その為これらの菌を出来る限り取り除くことで、にきびや吹き出物などといった悪化してしまいがちな肌荒れも防いでくれるわけです。
この殺菌効果から、アトピーの方にも使えるとされています。
弱酸性水の殺菌効果は優しく肌への残留性も低いため副作用もないとされていますが、使用する場合はかかりつけ医の診断を優先してくださいね。
収斂作用による肌の引き締め
収斂作用とは、肌表面の角質を構成するたんぱく質に働きかけることでその組織や血管を引き締めるというものです。
肌を引き締めてくれるため、気になる毛穴の開きたるみといった悩みに効果が期待できます。
また血管の収縮という点においては、赤ら顔の方にも効果が期待できるかと思います。
というのも赤ら顔にも様々な原因がありますが、そのうちの一つとして血管の拡張が挙げられます。研究において確実に立証されたものではなく個人差もありますが、手軽に出来るスキンケアとしては良いのではないでしょうか。 加えて汗や皮脂の分泌も抑えるといわれているので、油分が多くにきびや吹き出物ができやすいという人にもおすすめです。
弱酸性水を使う洗顔・スキンケア方法
洗顔
洗顔の場合は、通常の洗顔において水を使う場面を弱酸性水に置き換えるだけです。
いつもの洗顔とすることは変わらないので、簡単に普段のスキンケアに取り入れられるでしょう。
弱酸性水で顔をすすぎ予洗いする
弱酸性水で立てた泡で顔をなでるように洗う
最後に弱酸性で洗い流す
スキンケア
弱酸性水は、スキンケアにおける化粧水の前に使うのもおすすめです。いわゆるブースターのように、肌を整える目的で使います。収斂効果によって肌のキメを整えられるというわけです。
スプレー容器などに入れて洗顔後に数プッシュ振りかけるのも良いかと思います。もちろんその後は化粧水などでスキンケアをしてあげてくださいね。
弱酸性水を手に入れるには
pH値の低い酸性水や除菌に使われる強酸性水は一般的に販売されていますが、弱酸性水は基本的にそのままでは販売されていません。
ではどこで手に入れるかというところですが、弱酸性水は“還元水素水生成器”および“整水器”から得られます。
これらの機器は、蛇口などに取り付けることで水道水を浄化や電気分解をするものです。整水器で検索すると出てくるのでみてみください。
ちなみに水道水から残留塩素などを取り除いて生成されるものが浄水で、陰極側で生成される電解水素水はアルカリ水です。
浄水は赤ちゃんのミルクや薬服用時に、アルカリ水は飲料や炊飯などの料理に用いられます。そしてもう一方の陽極側で生成されるのが、pH4~6の弱酸性の水になります。
アルカリ水をメインで使用する設定をしている場合だと酸性水は排水ホースから排出されますが、もちろん別容器に汲むことで活用ができます。機器本体のスイッチなどを切り替えることで、酸性水をメインとして使用することも可能です。
酸性水以外も日常的に活用できるため、毎日のスキンケアに酸性水を取り入れるのであれば“還元水素水生成器”または“整水器”を取り入れてみると良いでしょう。
まとめ
弱酸性水には、軽い殺菌効果や収斂作用によるお肌の引き締め効果がありました。しかしあくまでも水ではありますので、薬のような劇的な効果はありません。そのため、その後のスキンケアも大きなカギとなります。
弱酸性水でのスキンケアはにきびや吹き出物などの肌荒れ、および毛穴が気になる人に向いているので、ぜひ機会があれば取り入れてみてくださいね。