洗顔はフォーム派・石鹸派!?自分の肌に相性が良いのはどっち?
洗顔のときに使う洗顔フォームや石鹸。使いやすさならフォーム・肌への優しさなら石鹸?など、どちらにもメリットやデメリットはありそうですが、一体何を基準に選べばいいのでしょうか。
そんな疑問にお答えするべく、この記事では洗顔に使うアイテム毎の違いや特徴、おすすめの肌質やアイテムといったことをご紹介していきたいと思います。
私はコレ!と決めている人から、なんとなく使っている人・ちょっと違うタイプも使ってみたいと思う人まで、ぜひ最後までご覧ください。
洗顔石鹸と洗顔フォームの違い・特徴
まず洗顔石鹸と洗顔フォームの違いについて話していきたいと思います。
単純にフォームと石鹸では形状・性質・成分が違います。
洗顔フォームは界面活性剤から作られており、その多くは弱酸性タイプ。
弱酸性タイプはお肌と同じ性質なので、肌に優しいのが特徴ですね。
一方、洗顔石鹸はパーム油・ヤシ油・牛脂といった動植物の油脂が原料となり、性質は弱アルカリ性です。
性質だけで見ると、洗顔石鹸の方が洗浄力が高いことが多いです。
「え?洗浄力が高いなら、石鹸の方が刺激になりやすいの?」
という疑問も浮かんできますが、それについては次で説明します。
参考:日本石鹸洗剤工業会
洗顔石鹸と洗顔フォームの違い比較表
タイプ | 洗顔石鹸 | 洗顔フォーム |
形状 | 固形 | ペースト・クリーム状 |
原料 | パーム油・ヤシ油・牛脂等 | 合成系界面活性剤 |
性質 | 主に弱アルカリ性 | 主に弱酸性 |
洗顔石鹸、洗顔フォーム、それぞれのメリット、デメリット
洗顔石鹸とフォームの違いを知ったところで、次はそれぞれのメリットとデメリットについて見ていきましょう。
洗顔石鹸のメリット・デメリット
まず、洗顔石鹸のメリットとして、天然成分から作られているため肌に安全、といった事がよく言われています。
こちらはこのメディアでもよく言ってますが、天然だからといって100%安全ということではないため、メリットとしては上げにくいかなと思います。
天然素材でも人によってはアレルギーを起こす成分だったということもあります。
なので、明確なメリットとしては、洗浄力が強いため、皮脂や汚れをしっかり落とせる・フォームに比べて長持ちする・環境に優しいという3点があげられます。
続いてデメリットについてですが、洗顔石鹸は洗浄力が強い分、洗顔後の乾燥につながりやすい傾向があります。
また、雑菌が繁殖しやすい・石鹸カスがシンクにつくといったメンテナンス的なデメリットもあります。
洗顔フォームのメリット・デメリット
洗顔フォームのメリットはやはりその使いやすさにあります。石鹸に比べて衛生的に使えたり、周辺を汚すことも少ないのが便利ですね。また、保湿成分も含まれていることが多く、肌の乾燥をおさえてくれるのもポイント。
ただしデメリットとして、肌に刺激を生みやすい合成界面活性剤が入っていることがあげられます。また、長持ちしにくい点や、プラスチック容器を使っているため環境に優しくないという点もあげられますね。
というように、どちらの方が優れているということではなく、どちらもメリットデメリットがあるため、自分に合ったタイプはどちらなのかを見極める必要がありそうですね。
洗顔石鹸と洗顔フォームのメリットデメリット比較表
タイプ | 洗顔石鹸 | 洗顔フォーム |
メリット | ・洗浄力が強い ・長持ちしやすい ・環境に優しい | ・肌と同じ弱酸性で刺激が少ない ・泡立ちやすい ・衛生的に使える ・保湿成分が含まれているタイプが多い |
デメリット | ・人によっては洗浄力が強すぎる場合がある ・泡立ちにくい ・洗顔後に乾燥しやすい ・雑菌が繁殖しやすい ・石鹸カスが汚れとなりやすい | ・界面活性剤が肌に刺激となる場合がある ・長持ちしにくい ・プラスチック容器だと環境に優しくない |
肌質で見極める!洗顔アイテム
それでは自分に合うのはどちらのタイプなのかを考えていきたいと思います。そもそも洗顔は、メイクの洗い残し・余分な皮脂や角質・汚れを除去するのが目的です。そのため、汚れを落とす事と肌への刺激という2点を最重要項目として、使いやすさやメンテナンス性を補助項目として選定しております。
脂性肌におすすめ
皮脂・水分共に多めの脂性肌さんは、洗顔石鹸がおすすめです。しっかりと皮脂や汚れを落としてくれるため、すっきりさっぱりとした洗いあがりを得られますよ。
乾燥肌におすすめ
皮脂・水分共に少ない乾燥肌さんにおすすめのタイプは洗顔フォーム。石鹸タイプを使うと必要な皮脂まで落としてしまい、余計に乾燥が進む可能性があります。
そのため、弱酸性で保湿成分を含むフォームタイプを選ぶようにしてください。
混合肌におすすめ
混合肌の人は脂性箇所と乾燥箇所のどちらもあわせもっています。また、内部が乾燥しがちなインナードライ肌の人も多いため、乾燥肌同様フォームタイプを使うようにしましょう。
通常肌におすすめ
肌の状態が安定している通常肌さんは、使いやすさや好みで選んでいただいてもOKです。ただし季節によって乾燥傾向がある人は、夏は石鹸・冬はフォームといった使い分けをしても良いですね。
季節ゆらぎ肌におすすめ
先ほどの通常肌さんの季節特徴と同様で、季節によって肌タイプが変わりやすい季節ゆらぎ肌さんは、秋や冬だけ肌に優しい洗顔フォームを使うと良いですよ。
敏感肌におすすめ
肌刺激にとても弱い状態の敏感肌さんは、いちがいにどちらがよいとは言えない状態です。選定基準としては、敏感肌専用などが記載されているアイテムを選んで、使う際もできるだけパッチテストを行ってみてください。
正しい洗顔方法を知ろう
自分に合った洗顔アイテムだったとしても、使い方や洗顔方法が間違っていたら意味はありません。
正しい洗顔方法を知って、できるだけ肌に優しく洗いあげるようにしましょう。
ここではポイントとなる点をご紹介しておきます。
正しい洗顔法ポイント①泡立てネットなどで泡立てる
しっかり泡立てることで、できるだけ摩擦を減らせます。また、ペーストや固形の状態で肌にのせて泡立てるやり方だと、余計に刺激を与えてしまう可能性がありますので、洗顔時はしっかりと泡立てましょう。
正しい洗顔法ポイント②手が肌にあたらないようにする
洗顔時に手や指が顔にあたっていませんか?顔は泡立てた泡で洗うようにしましょう。できるだけ摩擦を減らせますし、その方が汚れがしっかり落とせるためです。また、ゴシゴシこすって洗顔するのは絶対NGですよ。
正しい洗顔法ポイント③洗いはじめはTゾーンから
いつものクセで頬から洗いはじめていませんか?洗顔はまず最初に皮脂が多いTゾーンから洗うようにしましょう。結果的に皮脂が多い所を重点的に、皮脂が少ない所は軽くといった洗い分けに繋がりますよ。
正しい洗顔法ポイント④洗顔時間は60秒以内
洗顔を長時間行っていませんか?洗顔は最短30秒・最長でも60秒以内に終わらせるようにしましょう。長時間の洗顔は必要な皮脂まで落としてしまって肌に悪影響となります。
正しい洗顔法ポイント⑤乾燥肌・敏感肌の時は無理に洗顔料は使わない
基本的には朝と夜の洗顔が必須ですが、肌が敏感な状態や乾燥しがちな時期には過度に洗顔しすぎないようにしましょう。そのような時期の朝の洗顔は、ぬるま湯だけで行うのもおすすめ。余計な乾燥を抑えられて効果的なんですよ。ただしオイリー気味の脂性肌さんは朝も通常通り洗顔した方が良いですよ。
正しい洗顔法ポイント⑥タオルはやさしく使いましょう
タオルで水分をとるときは、やわらかめのタオルでやさしくポンポンとふくようにしましょうね。こちらも余計な摩擦を生まないため。また、清潔でやわらかめのタオルを使うのがおすすめです。
洗顔フォーム・洗顔石鹸のおすすめ
肌質別におすすめをお伝えしましたが、
いや私はそれでも固形派!フォーム派!といった方の為に、各タイプのデメリットを解消できるタイプのアイテムをご紹介しておきたいと思います。
もちろん肌質に沿ったアイテムを選ぶ人にもおすすめですよ。
メルトフォーム
参考価格:1,980円(税込)
肌への優しさにこだわった天然成分で作られた洗顔フォーム
合成系の界面活性剤が肌刺激になると、洗顔フォームのデメリットでもお伝えしましたが、こちらの洗顔フォームは天然素材から抽出された成分のみで作られています。そのため肌への刺激を最小限におさえ、しっとりした洗いあがりが特徴。また、天然セラミドをはじめとした保湿成分もしっかり配合されいてるのもポイントですね。
洗顔フォームタイプが良いけど、肌の刺激が気になるな…という人にぜひ試してもらいたいアイテムです。
シャルムサヴォーン
参考価格:1,980円(税込)
汚れをしっかり落とすのにつっぱりにくい
洗顔石鹸のデメリットである、洗いあがりのつっぱり・乾燥を極限まで抑えたアイテム。不要な皮脂のみ取り除くため、優しくしっとりした使い心地が特徴です。また、泡立てネットも付いているため、かけておけば衛生的に使えるのもポイント。
絶対石鹸が良い!という人から、洗顔石鹸を試してみたいという人までおすすめですよ。
まとめ
洗顔アイテムは肌質にあわせてチョイスしよう!
いかがでしたでしょうか。
ひとえに洗顔アイテムといっても、しっかり調べてみると、タイプによって色々な違いがあって驚きますよね。
今回の記事が、これまで何となく洗顔フォームを使っていた人・新しいアイテムを試してみたいと思っていた人の参考になればうれしいです。