マスクで隠れ皮膚炎が増加中!抗炎症成分で炎症を抑えよう
本日は化粧品の成分種類である【抗炎症成分】について書いていきたいと思います。
スキンケアにおいて肌の炎症っていうのは結構重要な問題。シミとかシワとか目に見えての悩みにならない、いわゆる『隠れ皮膚炎』の場合もある為、後回しにされがちですが、肌がヒリヒリすると満足にスキンケアもできなかったり、痛みなどからストレスも溜まったりしてしまいます。
なのでスキンケア製品に抗炎症成分が入っていると、炎症やヒリヒリを抑えてくれたり、肌荒れを改善したりしつつも美容成分を浸透させてくれるので肌悩みの改善にとても有効なんです。
今日はそんな抗炎症成分について知っていきましょう!
肌のヒリヒリ原因の『隠れ皮膚炎』とは
肌が炎症を起こしている状態というのは、一般的に皮膚に赤い発疹ができたり、ぶつぶつができたりという目に見えて異常が起きている場合もありますが、単純に敏感な状態で軽度の皮膚炎や、ちょっとした刺激にも弱い状態になってしまっている場合もあります。
どちらかと言えば後者の方が皮膚科にいくまでもないし、、、と対応に迷いがでがちな状態かと思いますが、この状態の事を「隠れ皮膚炎」と言います。
すみません、私が勝手に言っているので一般的に言うわけではありませんが、
筆者も肌が敏感乾燥肌の為、カサカサしてさわるとヒリっとしたりマスクが常に擦れてなんとなく違和感があったりというのはしょっちゅうあって、勝手に『隠れ皮膚炎』状態と言っています。
でも目に見えた皮膚炎も、隠れ皮膚炎の場合も、原因はほとんど同じ『バリア機能の低下』によって起きてるんです。
肌のバリア機能とは
肌のバリア機能というのはようするに潤い、水分がどれだけ肌にあるかという点で決まってきます。だから乾燥肌になると、敏感な状態になりやすい為、肌荒れや炎症に繋がってしまうんです。
年齢を重ねるにつれ肌は乾燥していく為、年をとるほど敏感肌になる人も増え、皮膚科にいくほどでもない隠れ皮膚炎も増えていきます。
そこで大事になってくるのが、炎症を沈めつつ、肌に水分を補ってバリア機能を改善させる事がスキンケア。
そしてこの炎症を抑える為に大事な成分が【抗炎症成分】というわけなんです。
皮膚炎の種類
皮膚炎は刺激性のものとアレルギー性のものとで大きく2つに分かれます。刺激性のタイプは誰にでも起こる可能性があり、隠れ皮膚炎になりやすいです。
そしてこの刺激性の皮膚炎は、環境要因、物理要因、化学要因、内的要因の4つに分類されます。この中で、知らず知らずのうちに炎症を起こしている隠れ皮膚炎の原因としては、環境要因と内的要因がほとんどとなります。
つまり乾燥や紫外線、ストレスや体調不良からくるという事です。
ただし今一番多いのはマスクによる擦れからくる皮膚炎で、物理要因の方が多いかもしれませんね。なので最近は特にスキンケアで抗炎症作用があるものを選ぶ人が増えてきてきます。
色々な抗炎症成分
それでは色々ある抗炎症成分を見ていきましょう。隠れ皮膚炎に悩んでいる方は、スキンケアを選ぶ際にこれからご紹介するスキンケアを選んでみるといいかもしれませんよ。
オウゴンエキス
オウゴンエキスは抗炎症の他に色素沈着抑制作用などもある有名な成分です。シソ科の植物から抽出した天然成分で、刺激性の皮膚炎の他、アレルギー性の炎症にも効果があります。
カミツレ花エキス
カミツレ花エキスは抗炎症の他に抗菌作用、血行促進作用などもある成分です。もともとはカモミールと呼ばれていて、ハーブティーにして飲んでも皮膚炎 やアレルギーを抑える効果があります。
カンゾウ根エキス
カンゾウ根エキスは抗炎症の他に肌荒れ、ニキビ予防などもある成分です。マメ科の甘草(カンゾウ)の根を抽出したもので葛根湯などに配合されている有名な生薬の一つです。
グリチルリチン酸2K
グリチルリチン酸2Kは抗炎症の他に抗アレルギー作用、皮膚刺激緩和作用などもある成分です。化粧品、日焼け止め、シャンプー、トリートメント、頭皮ケアなど多くの製品に使われています。
グリチルリチン酸ステアリル
グリチルリチン酸ステアリルは抗炎症の他に抗アレルギー作用や細菌発育阻止作用などもある成分です。かぶれやニキビの防止にも効果があります。
セージエキス
セージエキスは抗炎症の他に抗菌や血行促進などもある成分です。デトックス効果が期待でき、毛穴の引き締め、肌荒れ防止にも効果があります。
トラネキサム酸
トラネキサム酸は2002年に医薬部外品美白有効成分に承認された抗炎症の他に色素沈着抑制作用などもある成分です。 シミの元になるメラニンを抑制する効果があります。
ハトムギ種子エキス
ハトムギ種子エキスは抗炎症の他に抗アレルギー作用や細胞賦活作用などもある成分です。血流促進、美白、ニキビ予防にも効果があります。
ボタンエキス
ボタンエキスは抗炎症の他に抗アレルギー作用や抗老化作用などもある成分です。保湿や肌の引き締めにも効果があります。
ホホバ種子油
ホホバ種子油は抗炎症の他にエモリエント作用などもある成分です。美容オイルとして有名な肌馴染みが良い肌に優しいオイルです。
CBD
CBDは日本ではスキンケアに使われてまだまだ日の浅い成分です。カンナビジオールと言われる麻から抽出した成分で、抗炎症作用があると共に抗酸化作用もある為、エイジングケアにはもってこいの成分です。
詳しくは以下の記事で詳しく書いているので、気になる人はご覧ください。
話題のCBDとは?カンナビジオールのスキンケア効果について分かりやすく知ってみよう!
炎症を防いだ後はバリア改善を
抗炎症成分の入ったスキンケアで炎症を防いだ後は、肌のバリア機能も改善してあげましょう。一番オススメは「セラミド」が入ったスキンケアコスメですね。
このセラミドにも色々種類があったりするので、詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
うるおい保湿肌にはセラミドが必要?セラミド効果と種類について分かりやすくまとめてみました
まとめ
いかがでしたでしょうか?
なんだか最近肌がヒリヒリ気になるな~なんて人は「隠れ皮膚炎」になってしまっているかもしれません。
使っているスキンケアがなんだかヒリヒリするな~と思うようになったら、今のスキンケアにアルコールが入っているかなど、成分を見てみてください。
その上で、抗炎症成分が入ったスキンケアを選んでみるなど、少し意識を向けてみると良いかもしれませんね!
それでは今日はこの辺で!