ブルーライトで肌が老化?肌への影響、原因と対策について
毎日のようにスマホやパソコンを見てブルーライトに当たっているそこのあなた。知らずしらず肌老化が進んでるかもしれませんよ!
いやいや、スマホの光なんてわずかだし大丈夫でしょ?
と安易に素人考えで放置するのは危険かもしれません。そもそもブルーライトって何なのか、肌にどんな影響があるのか、裏付けはあるのか、どうすれば良いのか等々、今日はそんなブルーライトとお肌について詳しく書いていきたいと思います。
スマホを見ないなんて考えられない!と言う人のための対策方法についても書いておりますので、ぜひ最後までご覧ください。
ブルーライトとは?
ブルーライトは目に悪い、体に悪いなんてよく聞くけど、結局のところブルーライトって何なんだ?なんで体に悪いんだ?
と深く考える人のために先ずはブルーライトについて簡単に説明します。
ブルーライトを知るためには、先ず太陽が発する光について知る必要があります。
太陽から発せられる光は、大きく分けて可視光線と不可視光線の2つの種類があります。私たちの目に見える光が可視光線で、目に見えない光が不可視光線というわけですね。
そしてその2種類はさらに細かい種類に分けられます。
これはどういうことかと言うと、私たちが目で見て赤や青だと判断している色は、全て光の波長によって決まります。虹が色々な色に見えるのもこのためですね。
そしてこの図は正確には波長によって以下のような分け方になります。
X線はレントゲンを撮るときに使われますし、赤外線は何となく遠赤外線が体に良さそうなイメージですよね。
はい、ここまでくるとなんとなく分かってきたと思いますが、ブルーライトは可視光線の内の青色の光のことなんですね。
そしてこのブルーライトは太陽光だけでなく、電子機器のディスプレイからも出ています。
ちなみに紫外線はA、B、Cの3種類あるんですが、紫外線C、X線、ガンマ線は地球上には降り注ぎません。
私たちの体に降り注いでいる光のほとんどは、紫外線A、Bと、可視光線、赤外線までです。(※近年はオゾン層破壊などで違ってきたりする場合もありますが。)
と言うわけでブルーライトのことが何となくつかめた所で、続いてはこのブルーライトの一体何が悪いのかについて見ていきましょう。
ブルーライトの何が悪いの?
太陽から発せられた光は、その波長の長さによって人体に影響を及ぼします。仮にX線を浴びすぎるとガンになりますし、紫外線は肌を刺激してシミやシワをつくったり、肌を老化させてしまったります。
可視光線の内、紫はほぼ紫外線みたいな感じなので、紫外線の次の青い光、つまりブルーライトもやっぱり肌に有害だよね、と言われているんです。
ちなみにマウスを用いた実験で、人工の光を種類別に照らして血液検査を行った所、青色の光だけ、酸化ストレスが発生したとのこと。酸化ストレスが発生した、つまり酸化=老化したということですね。
参考:Blue light-induced oxidative stress in live skin
Free Radic Biol
Med 2017 Jul;108:300-310. doi: 10.1016/j.freeradbiomed.2017.03.010. Epub 2017 Mar 15.
太陽光と電子機器のブルーライトの違い
さて、ここまでブルーライトが肌に悪いということは分かりました。しかし、太陽から出るブルーライトと、スマホから出るブルーライトは違うんじゃないの?スマホくらいなら大丈夫でしょ?
と思われた方もいると思いますが、それは実は半分正解。資生堂の研究によると、太陽光中のブルーライトは、スマホやPCから出るブルーライトの数百倍の威力があるらしいです。
ではスマホのブルーライトは弱いから大丈夫なのかというと、
それは不正解!
何故なら、スマホのブルーライトは慢性的に肌に照射されてしまうこと・夜寝る前は日焼け止めなんてつけてないすっぴんばりばりの無力肌ということ2つの要因によって、肌への影響が高くなってしまうからなんです。
これって結構怖いですよね。さらにブルーライトの怖い所は、まだまだ分かっていないことがあるという部分。
ブルーライトカットメガネも、実は意味が無かったなんていまさら言われる程に分かっていません。
なので後になって「実はブルーライトめっちゃ肌に悪かったんです!」と言われても遅いわけです。
そして電子機器のブルーライトは、肌だけでなく私たちの体にも様々な影響を及ぼしてしまいます。続いてはそんなブルーライトの影響について具体的に見ていきましょう。
ブルーライトの影響
ブルーライトの影響は分かっているだけでも以下のような影響があります。
肌への影響
先ずは先ほどからもご紹介している肌への影響です。紫外線を浴びた時と同様と考えてブルーライトの肌への影響は以下が考えられます。
ちなみにブルーライトは紫外線よりも波長が長く、肌の奥まで届くと言われています。そのため、シミだけでなく、シワやたるみなどの原因になるとも言われています。
睡眠への影響
ブルーライトの影響は肌だけではありません。最も一般的に知られているのは睡眠に対しての影響です。
通常、人は太陽が出ている日中は睡眠ホルモンが抑制されて、暗くなると抑制されていた睡眠ホルモンが出てきます。そのため、夜は眠くなって寝るわけです。しかし寝る前にスマホを見ていると、ブルーライトの光のせいで睡眠ホルモンが抑制されて睡眠不足に陥ってしまいます。
もちろん睡眠不足自体も、体に様々な悪影響があるのはみなさん知っていますよね。
目・視力への影響
ブルーライトによって視力が落ちたり、失明するという噂もありますが、これは少し過剰な噂かもしれません。
しかし長時間パソコンを使うことで眼精疲労を引き起こし、視力が低下することは十分考えられますので、目に対しても対策は必要ですね。
その他体への影響
ブルーライトだけの影響ではないと思いますが、ブルーライトによって頭痛や肩こりの症状が出ることもあります。
こういった症状が続くと、ストレスで肌にも影響が出そうですよね。
どうですか?かなり色々ありますよね。これだけあるとさすがにちょっと嫌ですし、ここまで言われたら何か対策をしておきたいと思ってしまいますよね。
ブルーライトへの対策方法
それでは最後にブルーライトに対して行った方が良い対策についてご紹介しておきたいと思います。簡単なものを選んでいますので、ぜひ実践してみてください!
対策①ブルーライト軽減アプリで対策
これは既に導入されている方もいるかもしれませんが、手軽にスマホのブルーライトを軽減してくれます。
i-phoneだと最初からこの機能がついていたりするので、筆者は普段からもできるだけ光を落として、ナイトモードを使っています。たまに見えにくいと思う時もありますが、お肌のことを考えると必須ですよ!
対策②パソコンのディスプレイで調節
仕事中にパソコンを使う方は、ぜひディスプレイの色味や照度を調節して、できるだけ目や肌にブルーライトが当らないようにしましょう。
ブルーライトカットメガネはあくまで目に対しての保護です。意味が無いという発表もありますが、長時間パソコンを使う場合は眩しさが軽減されるため、筆者は有りだと思ってます。
ただしモノによっては全く意味ないものもありますので、そこはご注意を。
対策③スキンケアで対策
なんとブルーライト専用のスキンケアコスメがあるとのこと。これは試さずにはいられませんね。
ブルーライトカット効果のあるスキンケアは、肌に塗ることで90%以上のブルーライトをカットしてくれるとのこと。
ただ、そういったスキンケアアイテムは日焼け止めや化粧下地的なものが多いので夜には使えないものもあります。そこで夜のブルーライトからお肌を守るためには、抗酸化成分が配合されたスキンケアを使うのがおすすめです。
おすすめの抗酸化成分はフラーレンという成分ですが、フラーレンについて詳しく知りたい人は以下をご覧いただけたらと思います。
対策④食生活・サプリで対策
抗酸化作用のある成分が接種できる食材や、サプリメントで酸化しにくい身体をつくるのも大切です。
以下に抗酸化作用の高い食材をまとめてみました。
成分 | 食材 |
ビタミンC | レモン/オレンジ/イチゴ/ブロッコリー/ピーマン |
ビタミンE | ゴマ/アーモンド/オリーブオイル/ウナギ/たらこ |
ポリフェノール | ブルーベリー/そば/ワイン/チョコ/緑茶 |
ベータカロチン | にんじん/かぼちゃ/ほうれん草/スイカ/柿 |
コエンザイムQ10 | イワシ/さば/大豆/ブロッコリー |
もちろん上記の成分が含まれたサプリでもOKです。詳しく知りたい方は以下をご覧ください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。まだまだブルーライトについて分かっていない部分が多いとは言え、何かしら体に影響があるのは間違いありません。毎晩寝る前にスマホを見て寝ている人。
なんだか最近シミが増えたかも…。
なんて思っても後の祭りです!
と言うわけで今のうちにしっかり対策をとっておきましょう。