正しい洗顔ができている人はほぼゼロ!洗顔に大事なポイントを解説
職業柄、お客様に対して洗顔指導をさせていただくこともあるのですが、試しに自分でやっていただくと、ほとんどの人は正しい洗顔ができていないことに驚くことがあります。
もちろんご自身ではこれでよいと思ってされているのですが、肌に悪影響を与える洗顔になっている場合が多いんです。
この記事では、そんなスキンケアの基本である洗顔を見直していただき、美肌につなげていくための方法をご紹介したいと思います。
ニキビがよくできたり、部分的に乾燥しがちなお肌をお持ちの人は、特にしっかり読んでいただき、悩み肌を解決していきましょう!
この記事がおすすめの人
・洗顔について今まで意識してこなかった人
・ニキビがよくできがちな人
・顔の部分によって乾燥しがちな人
洗顔が美肌に重要な理由
洗顔が正しくできているかどうかで美肌が決まるというのは過言かもしれませんが、少なくとも筆者は長年の経験からそう思っています。
何故なら、肌のキメ・うるおい・ハリが健やかに保たれた肌は、油分と水分のバランスが整った肌であるため、そのバランスを保つために必要なのが正しい洗顔だからです。
油分が多い箇所や少ない箇所や正しい洗顔方法を知ることで、ニキビや乾燥・敏感肌といった悩みをできるだけ少なくすることができますよ。
セルフで簡単NG洗顔チェック
まずは自分の行っている洗顔が正しいか誤っているかのセルフチェックから行ってみてください。
また、以下のチェックと併用して、スマホで自分の洗顔シーンを撮影してみるのもおすすめですよ。
☑ 洗顔ペーストが残っている状態で洗顔している
☑ 熱いお湯を使って洗顔している
☑ シャワーで洗い流している
☑ 目をつむっているためすすぎ残しがあるかもしれない
☑ 洗顔後のタオルは硬めのボディタオルをそのまま使っている
☑ 春夏・秋冬関係なく、毎日同じ洗顔をしている
☑ ほっぺたから最初に洗っている
☑ 比較的長い時間洗顔している(1分以上)
どうですか?
チェックが3個以上あった人は要注意!
この記事の続きを読んでぜひ洗顔を改善していきましょう。
正しい洗顔ポイント
洗顔は肌にあった洗顔料を使うことが大事ではありますが、この記事ではあくまで洗顔方法にしぼって解説していきたいと思います。
準備から洗顔時・すすぎ時・洗顔後と、それぞれに正しい方法がありますので、まずはそれぞれのポイントを知っておきましょう。
準備
肌質にあった洗顔料を選ぶポイントは次回ご紹介するとして、まずは洗顔する前の準備を正しくしていきましょう。
ポイントは洗顔前に水で顔を濡らしておくことと、しっかり泡立てることの2点です。
水で濡らすのは、肌の汚れを軽く落とす役割と、洗顔時に肌の刺激をできるだけ和らげる役割があります。
また、洗顔料をしっかり泡立てるのも、摩擦をできるだけ防ぎ、肌への刺激をおさえるためです。ペースト状の洗顔料がそのまま残っているような中途半端な泡立て方はNGです。
初心者の方や、簡単に泡立てたい人は、洗顔ネットを使うのがおすすめ。
きめ細かく柔らかい泡ができるので気持ちよく洗顔できますよ。
洗顔時
洗顔時のポイントだけは意識されている方も多いかもしれません。
ゴシゴシと強くこするようにする洗顔は絶対NG。
必要以上に皮脂をとってしまったり、摩擦で肌が傷ついてしまうためです。
優しいタッチで1分以内に洗い終わりましょう。
また、洗い始めは皮脂が多めのTゾーンから洗うようにしてください。
これははじめに洗った箇所は最後にもう一度洗ってしまうというクセを持つ人が多いため、ほっぺから洗ってしまうと過剰洗顔に繋がるためです。
このほっぺから洗い始めるという人は、意外に多いので注意しましょうね。
すすぎ時
すすぎの大切さは意外にも意識されていない方が多いです。すすぎをおろそかにしてしまうと、洗顔料が顔に残ってしまい、肌荒れ・ニキビ・乾燥の原因になってしまいます。また、シャワーで直接ざざーっとすすぐのも、お肌に刺激が強いため止めましょう。
すすぎの回数は30回程度が理想です。
けっこう多い…と思われましたか?
もちろんお湯を使ったりすると余計に皮脂をとってしまうため、常温のお水で行う前提の回数です。
また、乾燥時期は回数を少なめにしたりといった調整を行うようにしましょう。
洗顔後
洗顔後にタオルで拭くときも、気を抜いてゴシゴシ拭いてしまわないように注意しましょう。
また、タオルも硬すぎるものは使わないようにしましょう。
拭き方はポンポンと優しくタオルをあてるだけで十分ですよ。
また、洗顔後のお肌は急速に水分が蒸発していってしまうため、化粧水による水分補給と、乳液・クリーム・オイルなどでの保湿は必ず行うようにしましょう。
誤った洗顔になりがちなよくある原因とは
続いては誤った洗顔になりがちになってしまう原因をご紹介しておきたいと思います。
自分もそうなっているかも、と思ってしまった人は注意してましょう。
手のクセだけで洗顔しがち
洗顔時には目をつむっている人もいるかと思いますが、結構手グセだけで洗ってしまう人が多いです。
手グセだけで洗ってしまうと、ほっぺから先に洗ってしまったり、重要な部分が洗えていなかったりがよくあります。
意識していただきたいのは、顔をパーツで分けて認識し、番号ごとに洗っていく方法です。
なじむまでは大変かもしれませんが、毎日やることで正しいクセがついてきますので、最初は以下の順番をしっかり意識してやっていきましょう。
①おでこ
②目じり
③鼻筋
④小鼻
⑤鼻下
⑥アゴ
⑦口角・ほうれい線
⑧頬(ほほ)
このように、一番乾燥しやすいほっぺは最後に洗うのがポイントですよ。
泡で洗うとみせかけて手で洗ってる
せっかく泡立てたのに、泡で洗っているように見せかけて手で洗っている人がいます。これは余計な摩擦を生んでしまうため避けましょう。洗顔は泡立てた泡だけを使って行います。
イメージは、肌と手の間に泡があって、その泡だけを肌のうえで、くるくるしながら洗うような感じです。
利き手が強く・そうじゃない方が弱くなりがち
よくあるのが利き手の方が無意識に強めで洗ってしまう人、もしくは利き手ではない方が弱くなってしまう人です。
無意識なので、意識することで修正できる場合もありますが、先ほどの泡だけで行うくるくる洗顔にすることで、均一に洗顔することが可能なので試してみてくださいね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
自分の洗顔は、意外に見れていないもの。一度スマホを使って撮影してみたら、「なにこれ…」と思うことも多いですよ。
本日の記事を参考にして、ぜひ悩みのない肌に変えていきましょう!
次回は肌にマッチする洗顔料の探し方をご紹介したいと思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。